【反省】困ったオーダー【仕切り直し】にみわごろさんからコメントいただきました。
また、DSMの位置づけもちょっとよく分からないところです。一つの基準に基づいて正確なアセスメントをしなければならないことは理解していますが、DSMに基づいて一元的に診断名が決まるというのも少し違和感を覚えます。
例えばロールシャッハテストなどは、DSMで記述できない部分を測っていると思うのですが、その結果はどう診断名に影響してくるのでしょうか?
病態理解の大きな括りとしてDSMによる診断名が第一にあり、それに付加する情報として他のアセスメントの結果が使われるのか、それともアセスメントの結果を総合してDSMの診断の中に位置づけるのか(=DSMの言葉でそれらの結果を説明するのか)、また別の考え方なのか、ちょっと分からなくなってしまいました。
これに対しては私もコメントの方で回答していますしAFCPさんも
DSMについては、僕もやはりタイトルのとおり「診断と統計」のためにあるものだと割り切って使っています。治療を行う際には、病因論的な視点を含んだ従来型診断を使った方が有用な場合も多いと思います。このあたりはロテ職人さんと同意見かも。
とおっしゃっている通り、臨床的にはDSMってのはそれほど意味はないと言っていいんではないでしょうか。ですから、DSMの診断基準を暗記したり…ってのは意味ないと思うんですけどね。
とはいえ、病院で働くにあたってDSMに関する知識がないのは困ります。ということでこれくらいはもってますよね?
DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引 American Psychiatric Association 医学書院 2003-08 |
ロテ的お薦め対象:大学院生~現場の人;病院臨床に役立つ本
役立つ本てか…持ってますよね?持ってないなんていわないですよね?別に脅迫するわけじゃないですけど…学校臨床志望の人も持ってないなんてことはないですよね?持ってないひと。ほんと速やかに買ってください(できればこちら経由で)。
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