【徹底レビューその1】マンガでわかる統計学
【徹底レビューその1;補遺】マンガでわかる統計学
【某K先生も】マンガでわかる統計学 回帰分析編 その1【読んでた!】
と3回に渡って以下の2冊の萌え統計本のレビューをしてきました(え?回帰分析編のキャラクター紹介等はしないのかって?何かめんどくさくなったんでやりません。期待してた人ごめんなさい。あ、メイドさん風のコスは結構好みでございます)。
マンガでわかる統計学 | |
高橋 信 トレンドプロ
おすすめ平均 |
マンガでわかる統計学 回帰分析編 | |
高橋 信 井上 いろは トレンドプロ
おすすめ平均 |
で、この2冊のレビューからちょっと思ったことなどを書いてみますよ。
この2冊はそれぞれの内容で基本的かつ重要なところはしっかりおさえていると思うのですよ。んで、psy-pubさんは
(ここまでイケれば一要因のANOVAくらいまではイケたのでは?)。
とおっしゃっていますが、私もそう思うのですね。ただ、これってそこまでイケなかった(イカなかった)のは心理統計の本ではないからなのではないかと思うのですよね。
著者の高橋信氏の略歴を見ると
九州芸術工科大学(現 九州大学)大学院芸術工学研究科情報伝達専攻修了
統計学を基礎とした情報サービス業に携わる株式会社エスミ
http://www.esumi.co.jp
に現在勤務。
とあります。ってことで、少なくとも心理畑の人ではなく、むしろ社会調査系?の人なのですよね。となると要因を統制して…といったANOVAを必要とするようなデザインはあんまりしない人なんじゃないかな?と勝手に思ったりしました(違ってたらごめんなさい。間違いがありましたらご指摘くださいませ>ALL)。
…と考えると萌えマンガというフォーマットを用いて同じようなコンセプト(なんとなく雰囲気をつかむのが重要)で、心理統計に特化した本を作ったら実はかなり売れるんじゃね?とか思ったりしたわけです(世間ではそれをパクリとも言います)。基本的に心理の人たちは「文系」な人が多いでしょうし(って安易なラベリングは嫌なんですが…)、需要はあるんではないかと思うですよ。
で、さらに一歩進めて考えると、実験デザイン、質問紙の作り方から論文の書き方(お作法的なもの)まで網羅した卒論をとりあえず書くことを目的とした心理学研究法のための萌えマンガだとさらに需要はあるのではないかと思ったり(それもやっぱりパクリという)。
…どうでしょうね?誰か統計に詳しい人、どっかの出版社に企画書出してみませんか?
この辺を参考にして…
心理学の本(仮題):企画書を書こうという企画
是非とも誰かにやって欲しいなぁ(←他力本願)。
結構イケると思うんですけど…→人気Blogランキング