129 :没個性化されたレス↓ :05/02/05 03:58:11
>>124
ロテ職人はなんか醒めた目で見てるね。
ある意味当事者なんだろうに。
確かに冷めた目で見てるかもしれません。だって
しょせんはひとごと
ですから。
実際、法律が制定・施行されて資格制度が本格的に開始したとして、自分に出来ることは何かといえば、(これは資格問題とは関係ないんだけど)結局自分の実力を磨くために臨床のトレーニングを積んだり、研究したりってことでしかないわけで。
ただ、これから臨床家を目指して心理学系の大学に入ろうとしている人、実際に現在指定大学院に在籍している、あるいはこれから入学しようかと考えている学生さんにとっては重大な影響を及ぼす話ですよね。そうなってくると、自分自身の将来のことを考えた場合にはやっぱり「これからどうなるのか?」って辺りは考慮しておいた方がいいのかもなぁ…と思い、この件についてちと真面目に考えてみることにします。
何度か書いていますが、この資格に関する法律が施行されたとして、私が今やってるような業務にはなんら影響は出ないと思います。どんなトレーニングが課されるのかはまだ定かではありませんが、ロールシャッハ一つとっても4年でまともなレベルになるとは思えませんもん。いわんや心理療法をや、ってことになりますね。
うつ病患者の急増などに対応するため、心理療法などを行う専門職の質を高め、人数を増やすことが目的。
の「うつ病患者の急増」ってあたりについてうがった見方をするなら、ひょっとしたらうつに対しては明確なエビデンスが見出されている認知行動療法なんかを教育の柱にしていこうとしているのかな…なんてことも考えられますが、それだって「認知行動療法をなめるんじゃねーぞコノヤロウ」と言いたくなります。全てのケースに認知行動療法が適用されるわけではないし、優れた臨床家であれば臨機応変に使える技法を変えているというのは当然のことでしょう。
どう甘く見積もっても4年間で出来ることには限りがあります。少なくとも今の職場で私に期待されているような仕事はできないと思います。
とは言え、現行の臨床心理士資格制度が良いものなのかというと、これも何度か述べてきたように問題山積なわけです。人数だけはどんどん増えていますが、その質の高さについては…
さて、これからどうなっていくんでしょうか?少しじっくり考えてみます。
<続く>