「鬱病(うつびょう)」など、心の病気を訴える患者が急増していることを受け、超党派議員が、医療現場で心理療法を行う国家資格「医療心理士」(仮称)を創設するための議員連盟を発足させ、二十四日に初会合を開くことになった。議連は自民党の鴨下一郎、民主党の五島正規両氏らが中心となり、公明党議員も参加、早ければ今国会に法案を提出する方針だ。
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厚生労働省によれば、「心の病気」による労災請求は四百三十八件(平成十五年度)を数え、前年度より百件近くも増えた。特に鬱病は「心の風邪」といわれるほど患者が多い。医療現場でのニーズも高まっており、病院などで心理相談などを行っている「臨床心理技術者」は約千四百九十六人にのぼっている。しかし、同技術者の技量はまちまちで、議連では「医療心理士」を国家資格とし、質の向上をはかることをめざしている。国家資格となれば、「診療報酬」の対象となる可能性も高く、収入基盤も確保できる。
確かに技術者の技量がまちまちなのは認めるけど「国家資格化=質の向上」じゃないと思うんだがね。nobuさんがなりたい人問題のエントリーで述べているようにとりやすい資格にすると人が増え全体のレベルは下がるってことになるはずなんですがねぇ…
具体的には、精神科医のもとでの心理相談、スクールカウンセラーなどを想定しているが、問題は既存の「臨床心理士」との仕分け。臨床心理士は河合隼雄文化庁長官が中心となってつくった民間資格で、指定大学院修了を条件に約一万千五百人が取得。スクールカウンセラー業務などを行い、文部科学省と密接なつながりがある。議連では、「医療心理士」の資格条件と業務内容は今後、詰めるとしているが、「医療心理士」が新設されれば、厚労省所管となるのは確実。省庁間の“縄張り争い”も激化しそうだ。
ようやく報道機関も「臨床心理士」との棲み分け問題に言及し始めたのね。ま、勝手にやってくれいって感じですな。
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