心理・精神医学本

福山清蔵編著『対人援助のためのグループワーク』

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ちょっと前に出てて、書店で見つけて気になった本です。

こちら。

自助グループ、グループホーム、サポートグループなど多彩なグループが注目されている。人が集まることにより葛藤や争いが起こることもあるが、同時につながりの形成や相互の支え、個人の成長を促進する力も生まれてくる。本書は、このグループの持つ力と機能を引き出し、より効果的に協働や協力を実体験できるようなワークを40種紹介した「グループワーク素材集」。

各ワーク冒頭には、ねらい、グループの大きさ、材料、進行過程、留意点をつけ、ワークの選択の一助となるよう編集してある。また終章には11枚のふりかえり用紙も用意した。

ということで幅広い領域で使えそうなグループワークのネタ本です。

出版社のページはこちら。

対人援助のためのグループワーク誠信書房

目次より引用。

はじめに──グループワークへの誘い
第1章 イントロダクション
    ──グループワークを始める前に
第2章 ウォーミングアップ
    ──導入としてのワーク
第3章 正解のあるコミュニケーション・ワーク
    ──情報収集しながら課題達成に向けて全員で協力する
第4章 コンセンサスのためのワーク
    ──コンセンサスを図る過程で自分自身の判断の基準・価値観などについて理解する
第5章 身体・感覚のワーク
    ──自らの感覚を体験し、磨くために
第6章 ふりかえり
    ──ワークを終えた後でそれぞれが記入し、グループ全員で分かちあう

自分がやってるSSTのグループでのウォーミングアップで使ってみたいネタはいくつかあったり。第2章とあとは第5章辺りが特に参考になりそうです。

SSTでのウォーミングアップというと、もっぱらこの本かなという感じですが

もうちょっと難易度が高くてもいいかなと思ってたんですよね。

あと既刊ではこの辺も参考になりそう。

いずれもそれぞれの分野だけではなく、それこそグループで行う研修(あ、グループエンカウンターなんかも含みますね)でも使えるネタが結構多いんではないかと。

そんなこんなでワタクシ的には「買い」です。興味のある方は是非ともどぞー。

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