14/04/10のエントリ、姜昌勲先生(@kyo556)のご回復お祈りいたしておりますでお知らせしたように、“きょう こころのクリニック”の院長の姜昌勲(きょうまさのり)先生が、トライアスロン参加中に倒れたとのことで。
そんなきょう先生、今ではお仕事にも復帰され、ボチボチとリハビリ中とのこと。
本当に良かったです。
・7月から完全復帰です。ぼちぼち生きます。(きょうクリいんちょうブログ)
さて本日、きょう先生の最新刊をご恵贈いただきました。
発達障害の患者さんは急増を続けています.しかし,発達障害,なかでも「大人の発達障害」は難しい,ややこしい.そう思っていませんか?
その先入観は今すぐ捨てて下さい.大人の発達障害の診療も症例経験を積み重ねることで,精神科医なら誰でも得意になれます.本書では,ASDを含む大人の発達障害を診るために必要な,「正しい知識」と「少しのコツ」を7つのステップにまとめました.日常臨床を豊かにするヒント満載の一冊です!
出版社の紹介ページでは「はじめに」と目次が見られますよ。
・大人の発達障害診療マニュアル―7つのステップでわかる大人のASD・ADHD(中外医学社)
先生のブログの14/06/25のエントリ、「大人の発達障害診療マニュアル」日本精神神経学会横浜大会で先行発売されます。ではこう書かれております。
遺作にならなくて良かった!
そんな縁起でもない!…ってところではなく
ドクターだけでなく、臨床心理士、精神保健福祉士やその他支援者の方にとっても役立つ本を目指して書きました。
とのことで、ありがたく拝読させていただきたいと思います。
まだ、中身はほとんど読んでないんですが、私の専門領域であるアセスメント関連のところはチラリと読ませていただきました。「●心理検査をどのようにオーダーするか」というところではこんな文言が。
先生方が勤務されている機関で、今後心理士を雇用して、これから施行を検討する場合、採算性についても考えなければいけません。
と、なかなかシビアなところにも踏み込まれております。
ただ
と書きましたが、ランニングコスト以上に診療に役立つメリットは大きいと思います。メンタルクリニックなどの場合は、雇用に関して院長の裁量も大きいのでぜひとも自施設での導入を検討していただければと思います。
との心強いお言葉も。
読みやすく、かつ価格もお手頃な本ですので、特に成人の発達障害の臨床に携わる方は一読いただければと思います。
興味がある方は是非ともポチっとどーぞ。
そして、改めまして復帰おめでとうございます。無理せずボチボチ頑張ってください>姜先生