食育

【個人的に】外山紀子著『発達としての<共食>』【すげえ気になる】

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食育シリーズってことでこれまで当ブログではいくつかエントリをアップしたわけでございますが…
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やっぱり心理学やってる人間がいい加減な知見を元に食育ってことを語るのはあんまり良いことではないと思うのですよ。少なくとも「心理学者」って肩書きだけで、(その論が妥当であるかどうかは別なところで)専門家以外の人に対して何らかの説得力を持ってしまう可能性がある限りは。
なわけで、やっぱり心理学の専門家が書いた食育がらみの本はとりあえず気になるのです。
そして、最近こんな本が出ました。

発達としての共食 社会的な食のはじまり 発達としての共食 社会的な食のはじまり
外山 紀子

新曜社 2008-02-08
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朝飯を食べない子、極端な偏食の子、いつも「孤食」している子……子どもの「食」の問題は、発達と深くかかわっている。親しい人と一緒に楽しく食べる<共食>という社会的経験の重要性を幼稚園や家庭での丹念な観察から明らかにし、<孤食>の時代に警鐘を鳴らす。


著者の外山紀子氏は津田塾大学学芸学部の准教授。ReaD 研究者(詳細情報)には主要論文のタイトルも掲載されているのですが、自分の研究分野関係なく結構きになる内容だったり。
「幼稚園の食事場面における子どもたちのやりとり:社会的意味の検討」とか、「保育園の食事場面における幼児の席とり行動:ヨコに座ると何かいいことあるの?」とか。
臨床系の人がなーんか雰囲気的な感じでぼやーんとした論拠を元に自分の思いこみを押しつけるような主張などに較べると、やはり面白そうだったりします。
装丁もなんかいい感じ。
興味がある人は是非ともどぞー。

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