臨床心理学

【投げ落とし事件】何もできないでしょ【臨床心理士が分析?】

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コメント欄でもタレコミありましたが、その前から関連エントリをアップしようと準備はしておりました。
この件でございます。

今井容疑者の供述、臨床心理士分析へ…投げ落とし事件

川崎市多摩区中野島のマンションで小3男児が投げ落とされるなどした事件で、神奈川県警多摩署の特捜本部は、捜査陣に臨床心理士を参加させ、殺人未遂などの疑いで逮捕した無職今井健詞容疑者(41)(同市麻生区細山)の心理分析を始めた。

今井容疑者の動機に不透明な部分が多いためで、同県警少年育成課所属の臨床心理士2人を配置し、犯行時の心理状態を本格的に解明する。

今井容疑者は調べに対し、「女性や子供を狙った」「殺すつもりだった」などと犯行は認めているが、高層マンションから人を投げ落とすという特異な犯行を、同一現場で繰り返そうとした理由については明確な供述は得られていない。

このため県警は、通常は少年相談員として少年事件を担当する臨床心理士2人を、捜査本部に配置。取り調べにも立ち会わせ、今井容疑者の供述などを臨床心理学の専門家として分析させることにした。

警視庁では2005年6月、東京都板橋区で高校1年の少年が両親を殺害した事件で、臨床心理士が捜査に投入されたが、同県警では初めて。
(2006年4月7日12時17分 読売新聞)

えーと…「臨床心理士が分析」って一体何するんですか?
精神鑑定の必要性があるかどうか判明する前に心理士入れるんですか?何のために?
> 特異な犯行を、同一現場で繰り返そうとした理由については明確な供述は得られていない。
とのことですが、心理士が入ったところで「明確な供述」が得られるわけではないですよね?
しかも
> 通常は少年相談員として少年事件を担当する臨床心理士2人
ってこの人たち、内心困ってるんじゃないですか?
もちろん、精神疾患に関する知識なども持ってはいるんでしょうけれども、それが専門ってわけじゃないでしょうし…これでしたり顔でいいかげんな「分析」をしたとすれば、それはプロとしていかがなものかと思いますですよ。
あるいはプロの面接技術で供述を引き出す?
ありえねー。ぜってーありえねー。
…どんな展開になるのか、続報を待つとしますかね。

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