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【話題の】『ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる』『ARで手にとるようにわかる 3D宇宙大図鑑』【AR本】

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皆さん、ARって知ってます?ARとは“Augmented Reality"の略、訳すと「拡張現実」となります。

拡張現実 - Wikipedia

拡張現実はバーチャルリアリティ(VR)のバリエーションのひとつであり、その時周囲を取り巻く現実環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す。VRが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。例えばバーチャルリアリティでは、仮想の部屋に居て、仮想のテーブルに置かれた仮想のティーポットを見ているかのような五感情報を人に提示するのに対し、拡張現実では人が実際に居る現実の部屋のテーブルの上に、仮想のティーポットが置かれているかのような情報提示を行う。コンピュータにより現実を強化することから強化現実と呼ばれることもある。

漫画『ドラゴンボール』に出てきた相手の戦闘力を測定する機械、「スカウター」なんかもARの一種と言えるでしょう。片眼鏡をのぞくと眼鏡の向こう側に見える相手の戦闘力がその眼鏡のモニタ上に表示される、ということはあたかも何もない空間に数字が出てるみたいな見え方になるわけです(説明下手でわかりづらくてすまんです)。

最近はiPhoneやAndroid等のスマホでもこのAR技術を使ったアプリがいくつか出てたりするんですが、さらにその技術を取り込んだ書籍なんかも出始めています。

今回ワタクシ、Ripreのキャンペーンに応募しましてモニターに当選、送られてきたAR本がこちらの2冊です。

Ripreモニター/Ripreキャンペーンに案件参加中 

いずれも教科書等でも有名な東京書籍から出ております。

まずは『ARで手にとるようにわかる 3D宇宙大図鑑』から。

3D宇宙大図鑑はこちら

ぶっちゃけ内容的には完全に中高生以上向けです。書籍自体はワタクシ的には興味深く読ませていただきました。

さらに専用のアプリをダウンロードして使用することで様々なARコンテンツが楽しめます。惑星の3Dモデルをグリングリン動かしてみたり、拡大縮小したり。アインシュタインやガリレオの肖像がしゃべりだしたり。

あと小3の私の娘でも楽しんでたのがこちら。




この宇宙の中で地球がどの辺に位置しているのか、画面のピンチインを繰り返すと地球からの距離がどんどん遠くなり、宇宙の果てまでいくことができます。そしてアニメーションで地球→宇宙の果ての視点、あるいはその逆の視点で一瞬にして移動…なんてのが見られたり。

さらに付録として「太陽観察カード型メガネ」というのがついてきており、今月21日の金環日食の観察にも使えますですよ。

宇宙好きにはかなり楽しめる一冊なのではないかと思います。

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そしてもう1冊が『ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる: 大人向け次世代型教科書』です。

NEW HORIZONはこちら

『NEW HORIZON』という名前、懐かしいと思われる方もいるかもしれません。そう昭和62年から現在まで使われている東京書籍から出ている中学英語教科書ですね。私も中学の頃使ってました。

で、こちらは過去の『NEW HORIZON』に出ていたキャラ達が大人になって…という設定で物語が展開してます。はい。表紙を見ていただければおわかりでしょうけれども、まあアニメ絵ってやつですな。

ARコンテンツですが、こちらはiPhone/iPod touchのみ対応。紙面のARマーカーを読み取ると場面と登場人物が画面上に浮かび上がり、ストーリーが展開されます。

こんな感じ。

これで正確な発音が聴けますし、なかなかの臨場感でございます。

ただ、残念なのが私の環境だけかもしれませんが、ARマーカーの読み取りが結構シビアなんですよね。ちょっとずれるとこんな感じになっちゃいます。

英文を見ながら聴き取りしたいって場合もあるので、端末がちょっとずれると再生が止まっちゃうってのは使い勝手はちょっと悪いかもですね。

ちなみにイラスト&アプリ開発を担当したのはバンダイナムコゲームス。バンナムさんでARっていうと、こんなのもあったり。

4Gamer.net ― カードからキャラクターが飛び出す? バンダイ,無料のiPhoneアプリに対応した「AR カードダス」を7月30日に発売

この辺の技術を転用しているのかと思いますが、カードと違って書籍の場合はページが完全に平面にならないので余計に読み取りがシビアになるのかも。いずれアプリのアップデートで改善されることを期待ってところでしょうか。

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いずれもガジェット好きのワタクシとしてましてはそれなりに楽しめました。ただ気になるのは売りであるところの“AR"に関して。

3D宇宙大図鑑』の方はARというよりは、単なるダウンロードコンテンツ…ですよね?その分、ARマーカーの読み取りに関しては楽ちんなんですが、これはARって言えるんでしょうか?

拡張「現実」ってくらいだから、現実環境の情報を活かしたコンテンツだったらもっと良かったのではないかなと思ったり。

ミライ系NEW HORIZON』にも同じようなことが言えます。

こちらはモニタ上に紙面の一部は表示されていることから、「ARである」ということはできるでしょう。ただARであることが活かされていないように思われます。

既に述べたように個人的には「英文を見ながらARコンテンツが楽しめる」ってのが理想だと思います。それこそこちらをダウンロードコンテンツのようにして、ARマーカーが外れても動画が問題なく再生できるようになれば、実用度もかなりアップするのではないでしょうか。

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ともあれどちらもARの可能性を感じさせられるものではありました。ある意味従来の紙媒体の書籍と、電子書籍を融合させたものとして、紙媒体が生き残っていく道にも繋がっていくのかもしれません。

興味がある方、一度体験してみてはいかがでしょうか?

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