PC・インターネット

当ブログの困った仕様

投稿日:

当ブログの左サイドバーをご覧ください。
上から“Sponsored Links”“カレンダー”“ブログ内検索”“最新記事”“最新コメント”となっております。
で、この“最新コメント”ですが、エントリ毎にツリー表示?されるようになっております。これ、個人的には結構気に入っております…が…
古いエントリだと「最近コメントをもらったのに表示されない」ということがあるのです。
大変困った仕様です。どうしたもんでしょうか。


当ブログにコメントいただけますと、私のところにはメールで通知があるのですぐわかります。でも古いエントリだと表示されないので、読者の方は気づかない…ということになってしまうのですよね。
うーむ。
例えば昨日ですが
06/05/17のエントリ、心理アセスメントの教え方・教わり方 その1ではY..(なんちゃって…管理人)さんからこんなコメントをいただいております。

トラックバックありがとうございます。お礼の書き込みはここでよろしいのでしょうか?なにしろトラックバックをしてもらったのが初めての体験でしたので、少々戸惑っております。

さて、心理学の授業で心理検査を実施することについてですが、まず、私が行っている授業は心理学科の学生を対象としているものではありません。したがって、「心理アセスメントの技法」を教えることが目的ではなく、心理検査を体験することによって自分のありようについて理解を深めるきっかけにするということが目的ですので、その点はご理解ください。

まず、ロテ職人さんの「『最初に受けるロールシャッハ(あるいはその他の投影法)』ってのはかなり貴重な体験である」という考えについては、まったくその通りだと思います。したがって、授業で投影法を受けるのではなく、専門家のもとで投影法を受けることができれば、その方が理想的であろうことは私も同意いたします。しかし、普通の学生が全員そのような体験ができるということは今のところかなり困難であるのは間違いないと思います(だから、臨床家になる学生は大学院に入学した後に、専門家のもとで、検査を受けるべきだという主張には同意します)。

したがって、ここで考慮しなければならないことは、①授業で心理検査を受けなければ(将来的にも)心理検査を受ける体験を持たない学生が心理検査を受けることによってどのくらいの利益を得るのか(もちろん、誰がその範疇に入るのかは現在分かりませんが、こうした学生は存在すると思います)ということと、②将来、臨床場面で心理検査を受けることになる学生が授業で心理検査を体験することによって受ける害がどのくらいか、ということだと考えられます。

以上のことを考慮した時に、私は①の方が、②よりも大きいのではないかと考えます。(ただ、こうしたことを量の問題として考えることは意味がないかもしれません)。
ここでは、②はあまり大きくないと判断した理由を述べます。それは、「一般教養の中で数回心理検査について学んだ」という理由で、その人が臨床場面にやってきた時に、その理解が困難になる可能性は非常に低いのではないかと思うからです。もちろん、多少の影響があることは認めます。しかし、患者を総合的に判断するにあたって、一般教養で学んだ程度の知識がそれほど大きな影響を与えるとは思われません(しかし、ここのところはあくまでも、拙い経験上ということなので、異論があるかもしれません)。

ここまで、私が授業で投影法を実施した理由について述べましたが、しかし、正直に書くと、ロールシャッハを実施する(図版を見せる)ことに関してはやはり戸惑いがあります。その理由は、ロールシャッハについて簡単に教えても自分について考えるきっかけにはなりにくいこと、描画法に比べると解釈法について知っていることの影響が大きいこと、などでしょうか。

 いろいろと考えるきっかけになりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

…せっかくこういう長文コメントをもらっても、他の方から気づかれないというのはもったいないですよね。
同じく昨日、05/02/03のエントリ、スクール・カウンセラー制度-その構造的問題-(1)では、donさん(大御所です)からこんなコメントいただいております。

わたしはSCの制度ができた最初の幾年かスクールカウンセラーをしていました。結果としてその成果は充分に挙げ得たと思っているのですが、現場の先生方の理解を得ることは大変難しかったように感じています。わたしには精神病院や医科大学での長年にわたる臨床経験があるのですが、大学の研究室育ちの教授様や修士出たての人たちにはとてもではないけれどこなせる仕事ではないことを実感しました。これにくらべれば大学保健館での臨床活動は幼稚園のようなものです。とくに国立大学あたりの保健管理センターでは本格的な精神病患者は数少ないし、居てもたいていは医療機関に通院しているのです。
ところが、高校生あたりでは親にも先生方にも精神病の知識はないし、当然入院の処置が必要な青年たちもカウンセリングルームにおくられてくるのです。精神科との充分な連携もとれず、薬理やソーシャルワークの知識もない初歩の臨床心理士が対処可能なところであるとはとてもおもわれないのです。
統合失調症と神経症との区別もつかない人たちが患者さんを抱え込んでしまうことの恐ろしさをつくづくしらされました。SCのおおくは臨床心理士協会が派遣するというのですが、本当に責任がもてるのかどうか危惧をいだいています。ましてや人不足から修行ちゅうの院生達までがかりだされるということでは身の毛がよだちます。

長い臨床経験を持つ方からの貴重なコメントが埋もれてしまうというのは、これまたもったいないことでございます。
…どうしましょ?
誰かMovable Type 3.2 日本語版に詳しい人、対処法を教えていただけませんか?(自分で調べろって?今はその気力はないです。無理っす。すんません)
まあ、気になったコメントは私が改めてエントリでとりあげればいいって話もあるんですけどね。それでももったいないなぁと思います。

一日一回のクリック推奨→学問・科学ランキング

-PC・インターネット

Copyright© ロテ職人の臨床心理学的Blog , 2024 All Rights Reserved.