既に各所で取り上げられており今さら感はありますがご紹介。
■「正解はＣＭのあと」は逆効果 視聴者８６％「不愉快」（asahi.com）
場面を盛り上げるだけ盛り上げておいてから「正解はＣＭのあとで」「最新情報はこのあとすぐ」。こんなテレビの「山場ＣＭ」が多い番組に視聴者が不快感を抱いていることが、榊博文・慶応義塾大教授（社会心理学）らの調査で明らかになり近著で発表された。国際比較でも日本の山場ＣＭは欧米より格段に多い。テレビ局側の思惑とは裏腹に、そうしたＣＭへの好感度が低くなり商品の購買意欲も下がるという。
2ちゃんねるの反応はこちら
痛いニュース(ﾉ∀`):「正解はCMのあと」「最新情報はこのあとすぐ」などテレビの山場CMは逆効果 …視聴者の８６％が「不愉快」
まあなんと言いますか、納得の結果ですわな。基本的には特に言うべきこともないわけですが…
個人的に気になったのはこちらの一文。
榊研究室は、慶大通信教育部、文学部の７２７人を対象にアンケートを０２年に実施。調査対象の半数近くが２０代で、次いで３０代が多かった。
調査対象は大学生、しかも同一大学の学生だけなのですね。せっかく人数たくさんとってるわけだし、もっと幅広い層のデータが見てみたいかもです。それでもやっぱり似たような傾向になりそうだけど。
一方、民放テレビ局は「視聴者の受け止め方に関心を払わなければいけないが、ＣＭのあとも見ていただく努力については度を超さない限りは許していただきたい」（テレビ東京）、「ＣＭ明けについての説明は親切に告知する意味合いもあると思うが、視聴者の声に対しては謙虚に耳を傾け、その感性に敏感でなければならないと考えている」（テレビ朝日）と言っている。
なんか危機感ないっすねえ。この程度で何かが変わるのは期待できないってことなんですかねぇ…。
ちなみに今回の調査をされた慶応義塾大教授・榊博文氏（社会心理学）にはこんな著書があるようで。
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トップ営業が使う 説得学 説得学の権威が教えるパワーテクニック 榊 博文 ダイヤモンド社 2004-07-16 |
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説得と影響―交渉のための社会心理学 榊 博文 ブレーン出版 2002-05 |
あー、なんか売れそうな本っすね。
この手の「売れそうな」研究ができるってのはある意味うらやましいことでございますよ。ある意味、ね。
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