なんかネット上に書かれた文を引用して批判したりした時に「勝手に引用するなんて著作権侵害です!」的なことを言われたりしたこともあって、ちょこっと著作権がらみの法律とかは調べたことがあったのですが、まあ論文を書いたりする場合には当然必要な知識ですわな。
そんな感じで書店で見つけたこんな書籍。
その論文は著作権侵害?―基礎知識からQ&A
中山書店 2010-04 |
医学論文など医学著作物の著作権に関して問題が多く発生している現状を踏まえ、医学研究・医学著作物に関する正しい“著作権”の知識を解説する。
一応、対象は「医学論文」ってことになっておりますが、医学に限らず研究に携わるものであれば、当然知っていてしかるべき大事な知見が満載です。サクっと読めるので結構お薦めかもです。
で、その辺は本題ではありません。
この本。最後のページに同じ出版社で出された書籍の広告が載ってたです。そこに書かれていたフレーズが
「医学英語論文はコピペで書ける!」
みたいな感じでした。
いや、細かいフレーズは忘れたんですが、著作権がらみの本の巻末に「コピペで書ける!」って…素で「それはひょっとしてギャグで言っているのか」と思っちまいましたよ。
こちらの本。
インターネット時代の英語医学論文作成術―プロが使っている究極のワザ Peter Andrew Kaub 中山書店 2006-05 |
「英語論文を書かなければならないのにどうやって書けばいいんだろう・・・」
そんな人たちのために、医学英語翻訳のプロが、誰でも使える「究極のテクニック」を伝授します。
インターネットで検索すれば無数の英語の文例が載っています。一流雑誌で掲載された論文から型(研究ではなく)をコピペ(学習)し、自分のものとするのです。従来の英語本とは違った、翻訳のプロからの視点で分かりやすく解説。
まあ、簡単に言えばフレーズというか表現をコピペで持ってこいってことなわけで、それ自体は問題ないわけですが、それでもなんだか…ねえ?
そんな感じで週末に突入するのでございました。