心理・精神医学本

『心理療法の世界1──その学び』『心理療法の世界2──その拡がり』(学習院大学人文科学研究科臨床心理学専攻・学習院大学心理相談室 編)

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心理療法の世界1──その学び

いつもお世話になっております遠見書房さんの新刊が出ております。

心理療法の世界へようこそ

心理臨床初学者はどんな心構えを持てばいいのか。何をどう勉強すればいいのか。大切にしたいこととは何か――。本書は,心理臨床の第一線で活躍されている先生がたによる,心理臨床初学者のための珠玉の教えをまとめた本です。学習院大学において行われてきた心理療法についての講演やシンポジウム,学習院大学心理相談室紀要に掲載された論文などからピックアップし,広く心理臨床を志す若い人たちに読んでいただこうと書籍化いたしました。ぜひ先達の深い教えを自分のものとして,心理療法の世界へ歩み出してください。『心理臨床の世界2──その拡がり』同時刊行。

心理療法の世界を拡げよう

心理療法家として,確かな実力を身につけてゆくにはどうしたらいいだろう。本書では,その心構えや実践へのアドバイスを,心理臨床の先達が真摯に教えてくれます。発達障害をどのようにとらえ,どのように臨床につなげるか,こころと身体を合わせた全人的ケアとは,ユングの語る個性化と心理療法など,豊かな視点から語られる講義は,あなたの臨床力を拡げてくれるだろう。『心理臨床の世界1──その学び』同時刊行。

出版社の紹介ページでは、『心理療法の世界1──その学び』『心理療法の世界2──その拡がり』それぞれの主な目次と序文が読めますよ。

心理療法の世界1──その学び/心理療法の世界2──その拡がり遠見書房

何がすごいって、とにかく執筆陣が豪華です。豪華すぎます。

何でこんな豪華なの?…というと、その理由は「学習院大学において行われてきた心理療法についての講演やシンポジウム,学習院大学心理相談室紀要に掲載された論文などからピックアップし,広く心理臨床を志す若い人たちに読んでいただこうと書籍化」した内容だからなのでございます。

個人的に特に読んでみたいと思うのは『心理療法の世界1──その学び』の第6章・第7章ですかね。

第6章「日常臨床と行動療法」(山上敏子)は、長年実践してきた行動療法の要諦について事例をもとに教えてくれます。とくに「どこが困るの」「どこから治すの」「どうしたらいいの?」と患者さんに聞くことが大切であると強調します。そして山上氏の行動療法実践を聞くと「行動療法は症状を除去するだけ」という考えがいかに大きな誤解であるか痛感します。そのひと全体をよく観察し、理解し、可能なところから援助するのが行動療法なのです。

第7章は、村瀬嘉代子氏との対談とフロアとの質疑応答で構成されています。心理療法の達人同士の対談内容については、読んでもらうしかありません。そしてそこで今自分が感じたこと考えたことを覚えておきましょう。数年後には違う感じ方、考え方に気づくはずです。

主な対象は初学者だと思いますが、依って立つ理論に関わらずそれなりにキャリアのある方々も興味が持てる内容なんじゃないでしょうか。

とりあえず、今度書店に行った時にチェックしてみたいな、というわけで備忘録的なエントリなのでございました。

興味がある方は是非ともポチっとどーぞ。

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