心理・精神医学本

【ご恵贈】越智啓太著『美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学』【感謝】

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美人の正体

先日、出版社の方からこちらの本をお送りいただきました。著者・出版社の方に厚く御礼申し上げます。

見た目が一番で、何が悪い?
「顔良し、頭良し、性格良し」と人気の美男美女。
恋愛と人生の勝ち組の秘密を最新科学が解明する!

~たとえばこんなネタ、解説してます~

★美人やハンサムは頭が良くてスポーツも得意?
◎バストが大きい女は頭が悪いとみんな思ってる?
★イケメンより残念な顔のピアニストのほうが評価される?
◎男は女のウエストのくびれを1.3秒で判断する?
★AKB48の「恋愛禁止ルール」にも進化論的根拠がある?
◎マッチョな男はいつでもモテるとは限らない?
★人気アイドルたちを、統計学を駆使して美人タイプ分類!

なぜ美人は一人勝ちといわれるのか?納得の定説から予想を超える新事実まで、最新の研究成果に基づいたネタ満載。
美人が大好きなあなた、美しくなりたいあなたの知的好奇心を鮮やかに刺激する!

出版社の紹介ページでは目次を見られる他、数ページの立ち読みもできますよ。

美人の正体実務教育出版

上記紹介文にもあるように、この本は心理学における「恋愛」研究の、さらに狭い分野である「外見的魅力」に焦点を当てています。

本書の「はじめに」にも書かれているように、比較的新しい分野の知見ではありますが、ある意味、一般的には最も興味をもたれやすい分野であると言えるでしょう。

確かに一般向けの本です。内容的に大変分かりやすく書かれておりますが、しかし臨床に従事している専門家にとっても示唆に富む内容は多いかと思います。

実は私自身も、特に摂食障害がらみで身体的魅力についての研究はかなり興味があります。お送りいただいた本に同封された出版社の方からの手紙には「貴ブログの専門領域からはやや外れるかもしれませんが」と書かれておりましたが、そんなことは全くないです(そもそもこの駄ブログには「専門領域」なんてものは存在しないという話も…)。

実際、私は外見的魅力に関連する文献は結構集めてる(読んでる…かどうかはともかく)方ですが、それでも最近の知見はなかなか追っていけていたわけでもないので、引用文献の豊富さだけでもこれは一読の価値があると思います。

その辺りの興味・関心がありますので、ワタクシとしては「第6章 魅力的なからだとは何か」の中の「スリムであることは魅力を上げるのか」という辺りは大変面白く読ませていただきました。

身体的魅力の知覚に、BMIとWHR(Waist-Hip Ratio;身体のウエストとヒップの比率=ウエストがどのくらいくびれているかどうかの値)のどちらが大きな影響を与えているのか?という研究のレビューはとても興味深かったです。

…その結果はどうなのかって?それについては是非とも本書を読んでいただけたらと。

あ、あと各章の最初に挿入されている「美女」や「美男」のイラストが非常に良かったですが、アレ、書いているのはどなたなんでしょ?私はクレジットを見つけきれなかったのですが…。

とにかく読みやすい本ですし、専門書としては比較的お求めやすい価格なのではないかと思います(どちらかというと一般向けですしね)。

興味があるなら高校生でも十分に理解できる内容ですし、皆様是非ともポチっとどーぞ。

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