今日も今日とてみんな大好き「公認心理師試験」の話題です。
昨日、日本心理研修センター主催分の現任者講習会の申込書がアップされ、本日、朝10時より日精協主催分のWeb申込が可能となりましたが、ほとんど皆さん、アクセスすらできない状況だったようで。この時間(あ、今日は私用で仕事を早退しまして、現在15:30です)だと少しはマシになったのかな…とアクセスしましたところ
見事に全日程全会場、「× WEB受付を締切りました」とのこと。
ですよねー。全くもって予想通りです。
恐らく、今日・明日くらいであれば日本心理研修センターの東京開催分くらいは間に合うんじゃないかと思いますので、今、迷っている人のために改めて「第1回公認心理師資格試験を受けるべきはどんな人なのか」について考えてみたいと思います。
昨日のエントリでも申し上げましたように、ワタクシは昨日の夕方に速達の簡易書留で郵送。「郵便追跡サービス」によると、本日の午前には到着したようです。いくらなんでも第7希望までしっかり書きましたので、どれかには引っかかってる…はず?
で、なぜワタクシが第1回試験を受けるのかというと、恐らく「職場で肩身の狭い思いをするから」です。
精神科のクリニックなんかだと、それなりに臨床心理士資格に対する信頼?的なものもあると思いますし、それほどのプレッシャーはないかもしれません。
でも、総合病院の心理職だと結構なプレッシャーは感じるのではないかと思うのですよね。医師はもちろん、他のコメディカルは軒並み(ほぼ全て)国家資格保持者なわけで。
公認心理師資格がどの時点で診療報酬に絡んでくるかは未知数ですが、ただ、そんなに遠い未来の話ではないと思います。資格を持っていないことでかかってくるプレッシャーを考えれば、とりあえず早めに取得しておくに越したことはありません。
あと、私は関係ないのですが、スクールカウンセラーの比重がある程度大きい人の場合。当分はSC採用の際に臨床心理士資格保持者がある程度優先される状況は変わらないと思いますが、いつ、公認心理師が優先、あるいは必須となるかわかりません。再来年、そういう状況になっていないとは言い切れませんので、こちらも早めに取得した方が良いと思います。
そして、職域関係なく、第1回の資格試験を受けるべき最大の理由は、色んなところで散々言われておりますが「第1回試験は恐らく合格しやすい」というところに尽きると思います。
厚生労働省の「公認心理師カリキュラム等検討会報告書」の30ページには、公認心理師試験についてこのように書かれております。
2.試験の実施方法等
全問マークシート方式とし、1日間で実施可能な範囲(実施時間として合計300分程度を上限)で150~200問程度を出題する。また、試験問題のうち、ケース問題を可能な限り多く出題する。なお、試験の実施時間は、1問当たり1分(ケース問題については同3分)を目安とする。公認心理師としての基本的姿勢を含めた基本的能力を主題とする問題と、それ以外の問題を設ける。
3.合格基準
全体の正答率は60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める。
全問マークシートであり、記述問題はありません。「ケース問題を可能な限り多く出題する」とありますが、たかだかマークシートですから、それほど回答困難な問題は出題されないでしょう。少なくとも第1回の試験では。だいたい、第1回の試験を基準にして、初めて「正答率は60%程度以上」となるはずですから、やはりあまりに難しい問題は出せないと思います。
そして、これも散々色々なところで言われておりますが、第1回試験で偉い先生方が落ちてしまうと、これは色々とまずいわけです。そういう意味では記憶力が落ちている(可能性の高い)重鎮の先生方でも合格圏内に入るような問題…となると、やはり第1回試験は合格しやすくなるはずです。
実際、他の国家資格も第1回試験は軒並み簡単だったそうで。
結論としては、どの職域でもいずれ必要になる可能性は高いので「暗記力に自信がない人は第1回試験を受けた方が良い」ということになりますかね。
「現任者」の移行期間は5年となっておりますので、逆に言えば記憶力に自信があるならば来年度急いで受ける必要はないと思います。
そして私は自分の暗記力に自信がありませんので来年度受験を目指す次第であります。
みなさまの参考になれば幸いです。