既に色んなところで紹介されていますので、皆さんご存じかと思いますが、こちらの記事↓
「乳幼児教育が重要」 キレる子増加で文科省会議(Yahoo!ニュース:共同通信)
一応全文コピペ
怒りや喜びなど一過性の感情の動き「情動」について、文部科学省の検討会(座長・有馬朗人元東大学長)は12日、「情動は5歳までに原型が形成されるため、乳幼児教育が重要だ」とする報告書をまとめた。
感情をうまく制御できない「キレる子ども」の増加が指摘されていることを受け、検討会では脳科学や医学、教育心理学などの専門家が各分野の研究を発表、教育に応用できる成果を探った。
これまでの研究から科学的に判明したものとして(1)情動は生まれてから5歳くらいまでに原型が形成される(2)子どもが安定した自己を形成するには他者、特に保護者の役割が重要(3)子どもの心の成長には、基本的な生活リズムや食育が重要-などを挙げた。
相手と一緒にいることで安心感や満足感を得られる「愛着」の形成の必要性も指摘。乳幼児期から良好な親子関係などを築き、愛着体験を豊かにすることで、対人関係能力や言語能力が伸長するとした。
afcpさんもおっしゃっているように、当たり前&つまらない結果という感じではありますが、「5歳までに原型が形成されるため~」という辺りからは3歳児神話再び…というような臭いもします。
…で、わたくし的に気になったのは
(3)子どもの心の成長には、基本的な生活リズムや食育が重要
という部分であります。
みなさん「食育」って何か知ってますか?
食育とは…
食育とは、国民一人一人が、生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組みを指します。
(財団法人 食生活情報サービスセンター>食育・食生活指針の情報センター>食育とは何ですか?>「食育」とは)
…だそうです。
んで、今年の6月に「食育基本法」なるものも成立しております。
…
いや、確かに食事は大切です。
自己破壊的ダイエットなんてことをやってる私に言われたくはないでしょうが、食は生命の基本であり、食について学ぶことは、ある意味では生きるということについて学ぶことに繋がると思います。
で、心の成長と食育の関連は科学的に判明しているのですか?
その辺が今ひとつよく分からなかったりするのですが…誰か詳しい方いらっしゃいますでしょうか?
そしてこの話は続きます。
…
追記:
色々探してたらこんなのを見つけました。
教育家庭新聞 blog:食育は、早くもバイオの世界に突入か!? 食の行動変容と遺伝子との関係
「見つけたか?」と思って読んでみましたら…
「食に関する行動変容の起こりやすさは、からだに組み込まれている遺伝子によって決まる」こういう主張をしているのが、女子栄養短大の研究グループ。
教育で必要不可欠である行動変容。食育ともなれば、生活習慣とも分けがたく結びついているだけに、なおさら。
この研究グループが主張しているのは、セロトニントランスポーター関連遺伝子多型部位の型が、栄養指導の徹底しやすさに影響を及ぼすというもの。
同グループでは、個人の「型」を分析した上で、指導法や食品を決定すべきであるとしている。
(セロトニン)
脳内物質のひとつ(神経伝達物質)で感情を制御する働きがある。神経系の疾病と深い関係があるとされている。
…なんか微妙に違うっぽい。
元ネタ:性格と栄養-資料-
性格傾向の把握のための客観的指標が必要…ということでセロトニントランスポーター関連遺伝子多型部位の型を調べているわけですが、これ心理検査じゃだめなんですかね?。その方が圧倒的にコストはかからないと思うのですが…。
追記2:
こんな本も見つけました。
![]() |
人間形成と食育・食教育―食のいとなみがからだをつくる・心を育てる 新村 洋史 猪瀬 里美 芽ばえ社 2002-05 |
やっぱ気になるなぁ…
そんなわけで引き続き食育関連の研究情報お待ちしております。
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