昨日のエントリ、メールカウンセリングやチャットカウンセリングで私が書いたこの部分
私の師匠はスーパーヴィジョンなどで常々「コミュニケーションの中のverbalな側面(言葉の意味的側面)だけではなくvocalな側面(アクセント・声の調子・話し方などの側面)に注目しなければならない」と言っていました。実際、コミュニケーションの中でvocalな要素が持つ働きというのは非常に大きいと思います。
に対して、裕’s Object Relational Worldの裕さんから「出典はサリヴァンかと。」とのコメントいただきました。
まさにその通りでございます。ちなみに私の師匠はロールシャッハの解釈においても、こうしたvocalな要素の重要性を強調しておりました。
で、この本を紹介するのを忘れてましたよ。
![]() |
精神医学的面接 サリヴァン,H. S. 中井 久夫 みすず書房 1986-12 |
対人関係理論の祖であるサリヴァンは、精神分析学派ではありますが、心的・内的な要素よりも、対人関係のあり方に注目した人であり、我々が行うような心理面接に関して参考になる部分も多々あります。
この本、私は精神科での実習の前に読むように薦められました。その時はあまりピンとこなかったことも、最近少しずつ理解できるようになってきました。
文章自体は読みやすいです。若干価格は高いですが、みすずの本だしまあこんなもんでしょう。
よかったらどーぞ。
※ところでこの本のAmazon.co.jpでのレビュー、明らかに他の本の紹介や目次が載ってるんですが…こういうのは指摘した方がいいのかなぁ…
この記事を読んで(・∀・)イイ!!と思ったらクリックを!→人気Blogランキング