ダイエット関連のエントリで触れようかとも思ったんですが、かなりよさげな本なので個別にご紹介。
身体から発達を問う―衣食住のなかのからだとこころ 根ヶ山 光一 川野 健治 新曜社 2003-03 |
アマゾンのレビューをコピペしますよ。
身体=こころと環境をつなぐインターフェイス。これまで哲学的な抽象論に陥りがちであった身体論を現実の具体的な問題とのかかわりにおいて立ち上げる。リアルな「生」の場に発達を読み解く人間科学の試み。
様々な分野の専門家が様々な視点から身体と発達の関わりを取り上げています。個人的には 第10章 虐待する で大阪大学大学院人間科学研究科助教授の西澤哲氏によって論じられている「虐待と身体性」というテーマが興味深かったです(というか、まだそこしか読んでいません)。
アフォーダンスから摂食・排泄、介護、虐待、身体を作ること、そして都市環境と発達の関わり…と本当に幅広い分野から「身体」について切り込んでいます。そのため、個々のテーマについては若干掘り下げ方は浅い印象もありますが、それぞれの分野への入門としては良いのではないかと思います。
興味のある方、是非どーぞ。参考になれば幸いです。
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