資格問題

【行きたかったけど】資格問題に関するシンポジウム@日心【お金がなかったorz】

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11月3日-5日、福岡国際会議場にて日本心理学会第70回大会が開催されました。
個人的には日心臨よりも研究色が強いと思いますし行きたい気持ちは山々だったのですが、家計が苦しい昨今、今回は我慢せざるを得ませんでした(まあ、色々家庭内でやることもありますしね)。
いくつかのブログ(特に非臨床系)で学会レポがアップされています。ただ、一番興味があった資格問題に関するシンポジウムについての言及は、私が探した限りではほとんどありませんでした。
唯一、見つけたのがこちらのブログです。
心の探求、あるいは夜の世界
日本心理学会大会(06/11/05)
本文コピペ開始。

 残念だったのは資格問題についてのシンポジウム。資格がどうあるべきかということよりも、先に国会に提出された法案についての修正を求める声明が読み上げられただけだったり、みんなで一緒にと言いながら臨床心理士を牽制するだけの発表だったり、いったい何をする場なのだろうと思わされるシンポジウムだった。心理臨床学会がそれに直接に対決する形をとらなかったのはよかったのかどうか。

ふむ…あんまり面白くなかったということですかね。
ちなみに話題提供者は
浅香山病院 社会復帰施設アンダンテ施設長 宮脇 稔
朝倉記念病院 理事長・院長 林 道彦
九州大学人間環境研究室 教授 針塚 進
ERI 産業心身医学研究室 平 陽一
そして指定討論者が
日本心理学諸学会連合 常任理事 松原達哉
…ということで「国会に提出された法案についての修正を求める声明」を読み上げたのは、心理学諸学会連合側ですかね。
基本的に心理臨床学会も諸学会連合と歩調を合わせるといった動きになっていたので、ここでいたずらに対決姿勢を取ってしまうのは得策ではないと思いますが。

 臨床心理士側の会場からの抗議も、壇上の全心協や日精協の発表も、どっちもどっちという感じで、これなら伝え聞く「心理専門職に関する国際シンポジウム」の方が面白かったのではと思う。
 最後に心理学緒学会連合の理事が言った「政治的なものだけにならないように」という言葉がシンポジウムの全てを表わしていたと思うし、このようなシンポジウムが公開で行われることを私は恥ずかしく思っている。

んー…この辺はどういうことなのでしょうかね?
よくわからんんです。もし参加された方がいらっしゃったら、どういうことなのか、もう少し詳しく教えてくださいな
・・・・・・・・・・・・
…とここまで書いて、もう一つ、つなでさんの臨床心理職能メモでも同じ話題を取り上げていることに気づきました。
再度コピペ開始。
日心・日心連の国家資格関連シンポジウムに参加して

4日は、日本心理学会・日本心理学諸学会連合の共催で、「心理学界が目指すべき資格制度のあり方」という特別シンポジウム(福岡国際会議場)がありました。
今回は、4名のシンポジストがそれぞれの立場から発言をされました。それをどうまとめるかという議論をするには、時間が足りなかったようです。

…結局のところ、消化不良という感じなのでしょうか。時間は2時間半と割とあったわけですが、それぞれの発言自体も長かったということですかね。

みなさんご存じのように、国家資格化は、昨年提案された「臨床心理士及び医療心理師法案」をもとに、早ければ今の国会にも上程しようという動きがあります。それに対して、今回のシンポジウムでも話があったように、日本精神科病院協会から修正の要望が出されています。
精神科医療諸団体には、精神医療を運営していくための大事な立場があると思います。それに対して、国家資格の当事者である心理学関係者全体が「私たちは、社会に向かってこういうことをしていくために、このような資格を求めているのです。」と発言していければ、説得力も増すかもしれません。

「かもしれません」じゃなくて…それって必須のことなのではないですか?で、思い出したのですが、私、ずいぶん前から「本当に心理職の需要は大きいのか?」って話をし続けていて、確かつなでさんにもその質問ぶつけたまま宙ぶらりんになっていたような気がしないでもないのですが。
その辺をはっきりさせないと「説得力が増す」以前に「説得力ゼロ」だと思うんですけどね。

立場の対立は研究や実践の発展のために必要なことで、なくせないし、なくす必要もないのでしょう。そういう対立の中から何を生み出すかが重要なのだと思います。立場の対立や違いはそのまま大切にしながら、ひとつの目的のために一致して動けるようになることが、社会的な大きい状況を変えるためには必要だと思います。

なんかきれいにまとめた感じになっていますが…結局何も言っていないのと同じような気が。
繰り返しになりますが「本当に心理職の需要は大きいのか?」「需要が大きいとしたら国家資格化することでどのように役に立てるのか」を明確にしない限り、永遠に国家資格化は無理なんじゃないかと思うのですがね。仮にそんな状態で国家資格化がなされたところで、現状と何も変わらない、あるいは現状よりも状況は悪くなるんじゃないかと思ったり。
「信念を貫く」とか「がんばる」とかそういう精神論もいいのですが、大義を語るのであればもちっと現実的な話をした方がいいんじゃないかと。きれい事じゃなくてね。
…なんか本題とずれたような気もしますが、言いたいことが言えたのでまあいいや。

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