臨床心理学

メールカウンセリングやチャットカウンセリング

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mail.jpg6/30のエントリ、本日の1)2) ;゜Д゜)ガクガクブルブル (((( @mixi@050630は、mixiで「メールカウンセリングをしてます」とのたまうエセカウンセラーがいて、話が通じなくて(((( ;゜Д゜)ガクガクブルブル ((((だった…という内容のエントリでした。
このエントリでロジャ嫌いさんからこんなコメントいただきましたよ(ガクブルの具体的内容については、当該エントリ参照のこと)。

ロテ職人さんは、
有資格の(有資格者もピンキリですが)
きちんんと臨床経験のある(最低でも5~10年以上)
専門的知識を身につけた、さらにネット上でのあらゆるコミュニケーション
形態に関して研究を重ねた「専門家(臨床心理士、精神科医等)」が、
手段の一つとしてメールでの対話をclと交わす・・・
―ということに対しても、「(;゜□゜)」
と思われますか?
このコミュニティで交わされる議論(議論にもなっていない)は
確かにガクブルでしたが、このような意味でなら
メールをセラピーに用いることも有りなのではないかとは
考えているのですが、いかがでしょうか。

とのことですが…この件についてちょっと考えてみましたよ。


まず前提として私はメールカウンセリングやチャットカウンセリングなんて存在しえないと思っていますし、それが出来るなんてのたまってしまう輩はまず高確率で糞カウンセラー確定だと思っています。
ではちょっとずつ…
> 有資格の(有資格者もピンキリですが)
資格の有無はあまり関係ないです。立派な資格を持ってる糞臨床家なんてのはたくさんいます。
> きちんんと臨床経験のある(最低でも5~10年以上)
これも同様。臨床経験は長いんだけど…という糞臨床家もたくさんいます。
> 専門的知識を身につけた
当たり前の話ですが、これは必須でしょう。少なくとも精神医学的・臨床心理学的知識は必須です。
…とmixiの某コミュ内でこう主張している私に対して「精神科医じゃないのに診断してもいいのか?」といったような寝ぼけた妄言を吐いてらっしゃった人がいましたが、そんな最低限の知識もなくてどうやってカウンセリングなんてするんですか?そういえばその糞発言の主は「病気の人は病院に行ってください」なんて暴言も吐いていましたが、こういう人はこの世から消えて欲しいですね。
メールカウンセリングの大きな目的としては「予防的介入」ということがあると思うんですよね。でも予防的介入をするためには、まずクライエントさんが現状でどのような状態にあるか、正確にアセスメントする必要があります。もし、それをしなかったらどうなるかと言うと…重篤な精神疾患の兆候にも気づかずに延々とメールカウンセリングが続けられ、どんどん状態は悪くなっていく…なんて恐ろしいことも起こりうるわけです。
そうした最悪の事態を避けるためにも、カウンセラーだろうが何だろうが、臨床に関わるのであれば、精神医学的・臨床心理学的知識は持っている必要があります。「自分は健康な人だけ相手にするんだから…」などという妄言を吐く人間は臨床(これは「カウンセリング」を含む)に関わる資格はありません。

> さらにネット上でのあらゆるコミュニケーション形態に関して
> 研究を重ねた「専門家(臨床心理士、精神科医等)」
これですが、「研究を重ねた」だけじゃだめですよね。ネット上でのコミュニケーションの技術にかなり長けている必要があるわけですが…でも、カウンセリングが可能なレベルのコミュニケーションってどんなだ?って感じがするのですよね。
私の師匠はスーパーヴィジョンなどで常々「コミュニケーションの中のverbalな側面(言葉の意味的側面)だけではなくvocalな側面(アクセント・声の調子・話し方などの側面)に注目しなければならない」と言っていました。実際、コミュニケーションの中でvocalな要素が持つ働きというのは非常に大きいと思います。
で、ネット上のコミュニケーションというのは、このvocalな要素が根こそぎ取り去られている状態にあります。カウンセリングや心理療法は主に言語を介したコミュニケーションを基礎としており、ネットでカウンセリングをするなんてのは、例えて言えば両手両足を縛られた状態で自転車に乗るようなものなのではないかと思います。
当該コミュの糞(自称)カウンセラーはこんなアフォ発言をしておりますよ。

人格障害の例で、どんなコメントを返したときというのは、一概に言えるものではないので、申し訳ありませんがお答えできません。一ついえるのは、メールをいくつかいただいている段階で気づくことが多いです。文章の構成、行間の意味、言葉の使い方、文章の長さ、質問に対する答え方、こういったものを総合して感じ取っているとしかいえません。

すげえなおい。こういう超常的なコミュニケーション能力を持っていない限りは(てか、この人にそれが欠如しているのは、このコミュでのやり取りを見ても明らかですが)、やはりカウンセリングなんて不可能です。
そんなわけで私はメールカウンセリングやチャットカウンセリングなんては到底不可能な話だと思っています。
ちょこっと調べてみたんですが、最近ある大学病院の精神科で、ようやくインターネットを用いた精神疾患の一次予防の試みがなされ、そのためのシステムが構築されてきているようです。ただ、それもまだ試験的な段階であり、実用レベルになるにはまだまだ時間が必要だと思います。
さて…これでもまだネットカウンセリングやチャットカウンセリングは可能だ!と主張できる人はいますかね?いらっしゃいましたら、ご遠慮なくコメントいただけたらと思います。長文スマソ。

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1. (( ;゜Д゜
2. ;゜Д゜)ガクガクブルブル (((( @mixi@050630は、mixiで「メールカウンセリングをしてます」とのたまうエセカウンセラーがいて、話が通じなくて(((( ;゜Д゜

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