臨床心理学

心理臨床家にとっての「優しさ」って?

投稿日:

あかたろさんのブログ、心の闇に立ち向かう!!若手心理士の心意気!きっとあなたはよくなる!!(このタイトルの中で既に2ヶ所ほどツッコミたいところがあるのですが、それははまあおいといて…)の06/01/29のエントリ、自分が癒されたいためにカウンセラーになることが解決法ではない(改)のコメント欄で、あかたろさんはこんなことを書かれました。

私は、カウンセラーは優しい人でなければならないとは思いますよ。けれど、優しいだけじゃつとまらないですね。心理士という仕事は、やってみないと本質は分かりにくいと思います。イメージと実際のずれはかなりある仕事ですよね。


えーと…エントリの内容自体もツッコミどころ満載でしたが、とりあえず様子見ということで何も言っていなかったのですが、この「カウンセラーは優しい人でなければならない」という発言はさすがに聞き捨てならない、ということでこんな返信コメントを書きましたよ。

え?何でですか?別に優しい人である必要はないと思いますが…。
てかあかたろさんの言う「優しい人」ってどんな人ですか?

そしてそれに対するあかたろさんの返信が…これもまたツッコミどころ満載で、一応私から一番言いたい部分に関しては言及させていただきましたが、ちょっとここで丁寧にツッコんでみたいと思いますよ。

臨床家にとって「優しさ」は、必要ではないと思いますよ。表面的には。

いきなり言ってること違うじゃん!寝ぼけてますか?

それは、セーイチさんがおっしゃっていう通りで、カウンセリングは、ある意味、クラエントさんを、「癒し」なんてもんじゃなく、直面化させて、苦しめるわけですから。(もちろん学派によると思いますよ。)

「癒し」って言ってたのもあかたろさん自身なわけですが…で、同じくコメント欄でセーイチさんがおっしゃっているように、直面化というのは苦しめるためのものではないですし、直面化が必ず苦しみにつながるわけでもありませんわな。

苦しめる人が「優しい人」とイコールなんてあり得ないですからね。

そうですか?「優しい人」が「その優しさ故に人を苦しめる」ということもあると思いますよ…ってこの議論の本質からは外れますが、少なくとも「あり得ない」ってことではないでしょう。

 けれど、単に苦しめるだけの人がカウンセリングをしていても、よくなると思えません。

いやだから「直面化」=「苦しめること」じゃないから。苦しめるために直面化しているわけじゃないから。苦しめることがカウンセリングの目的ではないから。

苦しめる人なのに、それでも治療効果がある。とは、どういうことなのか。

…この「治療効果」って言葉も非常に気になります。「心理療法」「psycho therapy」の話ではなく「カウンセリング」の話をしているときに「治療効果」ですか…ちゃんと考えて言葉を使ってます?

自分にとって優しさは「そのひとをいかに尊重できるか。」の一言に尽きます。

だったら最初からそう書けYO!じゃあ、なんでわざわざ誤解を受けるような「優しさ」なんて言葉を使ったのでしょうか?

クライエントさんを直面化させても、カウンセラーの持っている「優しさ」にふれるからこそ、ただたんなる「苦しめる人」ではなくなっている、と思うのです。

直面化の目的が単に苦しめることではないからこそ、直面化をすることに意味があるのだと思うのですが…。そしてまたここで「優しさ」と言い換えているのは意味がわかりませーん。

 簡単に「優しい人」なんていいましたが、表面的には優しい必要はないんですよ。

だから簡単に「優しい人」なんて言うなYO!

クライエントさんが強くなって「直面化」に耐えれるなら、直面化させることが「優しさ」かな?

…クライエントさんが「強くなって」?「耐えれるなら」?(後者は「ら」抜き言葉←些細なツッコミ)…また安易な言葉を持ってきましたなぁ…。
ケースバイケースではありますが、基本的に直面化だったり解釈だったりってのは、それに耐えられるくらい強くなるのを待つ(あるいは強くする)とかってもんじゃないと思うんですがねぇ…むしろ「相手が耐えられる程度に留めておく」って方が妥当なような気がしますが(繰り返しになりますがこれはほんとにケースバイケースですけどね)。そのために常に面接中はアセスメントが継続されるわけですし。

 ちょっとふざけてますけど、尊重しているからこそ単に苦しめる人ではないと思います。

どこが「ふざけている」のかわからないんですが、真面目な話なんだからふざけるなYO!って感じです。繰り返しになりますが「尊重」が「優しさ」なんだったら、最初から「優しい人」なんて言わず「尊重」って言葉を使えばいいじゃないですか。それが「ふざけている」ってことなんでしょうか?

ちょっと、アラがあると思いますので、書き間違えていたらまた直します。

「ちょっと」ですかw
「書き間違い」っていうか…そういうレベルじゃないような希ガス。

「優しい人」は簡単に言いすぎですね。

そうですね。簡単にそういうことを言うなよって感じですね。

なんていえばいいのでしょうか。「優しい人」は自分なりのラポールの表現ですw。

「優しい人」と「ラポール」は違うと思いますw
……………
…はぁ…ツッコミ疲れました。
自分がおかしなことを書いてツッコまれたからと言って「実はこれはこういう意味でした」って後出しジャンケン的に取り繕うのはやめません?そういうことをすると余計にアラが目立つようになりますよ。
あかたろさんがどんな立場の人かはわかりませんが、まだまだ若手なんだしおかしなことを言ってしまうこともあるでしょう。で、それを指摘された時にその場を取り繕うのではなく、素直に認めるということも大事だと思うんですがねぇ…ってのは私自身も若手だからそう思いますし、論理的に破綻しておらず妥当だと思われる批判を受け入れるというのは自分のために必要なことだと思うんですがねぇ…。
で、このエントリ自体、「カウンセラーになりたい人」を対象として書いているわけで、つまり「専門家以外」の人が読むことを想定して書かれているわけですよね。だとしたらなおさら使う言葉には注意する必要があると思うですよ。
06/02/14の7:30現在、まだコメントの返信待ちなわけですが、あかたろさんがどんな回答をされるのか密かに楽しみな私でございますよ。お忙しいようですので(いや、私も暇なわけじゃないんですけどね)気長に待つとしますかね。
この一連のやりとり、皆さんはどう思われますでしょうか。ご意見おうかがいしたいところでございます。

皆様からの応援クリックが毎日更新の活力になります→人気Blogランキング

-臨床心理学

Copyright© ロテ職人の臨床心理学的Blog , 2021 All Rights Reserved.