スクールカウンセラー

新聞記事からSSWとSCの違いについて考えてみる…が結局わからない の巻

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まずは全然関係ないっぽい話から。
先日、なにげにアクセス解析を見ていたら当ブログの閲覧元に「米国海軍」が!
…なんか軍事機密に関わるようなこと書いたか?と不安になったりしましたが(って嘘だけどな)、どうやら“SSW”に反応したっぽい。
ググってみたところ、一番問題になりそうなのは“Sudden Stratospheric Warning”(直訳すると「突発的な成層圏の警戒」?)という言葉…かな?
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というわけで本日もSSW(スクールソーシャルワーカー)の話題。こんな記事がありましたよ。
スクールソーシャルワーカー 悩む教師にアドバイス : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080321ur02.htm
具体的なSSWの業務について書かれているようです。どれどれ…。

SSWには特別な資格はないが、福祉制度に精通している社会福祉士があたるケースが多い。子供の家庭環境などから問題の背景を分析して意見を述べる。場合によっては、児童福祉施設やNPO関係者のほか、民生委員や児童委員などと連携するよう現場の教師に促すこともある。

SCもそういうことやって…ますよね?

大阪府では2001年度から全中学校に心のケアを行うスクールカウンセラーを置いているが、05年度からは小学生の不登校対策としてSSWを導入。府内7地域の拠点校に1人ずつ配置して府内の全小学校をカバーすることにし、全小中学校で子どものケアにあたる体制を整えている。

大阪府の場合、中学校はSC、小学校はSSWという棲み分けになっているのかしらん?てか「小学校の不登校対策として」って辺りが微妙。学校における問題は不登校だけではないだろうし、もっと重要な問題があったりするのでは?と思ったり。
そんなわけで、大阪府教育委員会のページを見てみた。
大阪府教育委員会 市町村教育室 児童生活支援課
http://www.pref.osaka.jp/kyoisityoson/jidoshien/index0.html#c2

スクールソーシャルワーカー配置事業
府内の7小学校に社会福祉士や臨床心理士等をスクールソーシャルワーカーとして配置し、具体的な事案へかかわるチームの一員として活動しながら小学校の生徒指導体制を充実させ、関係機関等との連携によって不登校や問題行動等の未然防止の取組を推進します。

スクールカウンセラー配置事業
生徒の心のケア、保護者等の悩みの相談や教職員のコンサルテーションに中心的な役割を果たす臨床心理士をスクールカウンセラーとして府内の中学校に配置します。

はい注目。「府内7小学校に社会福祉士や臨床心理士等をスクールソーシャルワーカーとして配置し」とありますね。
どうも「中学校はSC、小学校はSSW」と呼び名が違うだけじゃね?って感じがしてきましたよ。まあ似たような業務をやっていても中学校と小学校で何か違うってのはあるかもしれません。何が違うのかって言われると大変困ってしまうわけなのですが。ホントに何となくでスマン。
そしてまた件の新聞記事に戻って…

2月に開かれた「気になる子どものケース会議」では、授業に集中できない児童の近況が担任から報告された。この児童には特異な身体的な症状も確認されていることから、佐々木さんは、家庭でのストレスが原因となっている可能性があると判断。児童の様子を保護者に説明して病院の受診を促し、生活改善について話し合うよう助言した。

これだけではケースの詳細は全くわからないわけですが、ざっくり読んだ限りではSCの仕事と何が違うのでしょうか?私には違いがわかりません
これまで何度か書いてきましたが、まともなSCであればこの程度の仕事はしてるのでは?てか、この程度の仕事はしないとSCってこなせないんじゃないすか?
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ってなわけで、どうやら大阪ではこんな感じらしいっす。他の県が果たしてどういうことになるかはわかりませんが、やっぱ基本的にはSCとSSWは「共生」ってことになるんじゃないかなぁ…?ホント、それぞれの専門分野を活かした効果的な支援ができるのが理想なんですけどね。
今後もこの話題は追っていきたいと思いますよ。

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