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(苦笑)が不快な件

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08/03/20のエントリ、今、気になっている酒。それは「梅酒」のコメント欄で、へなちょこ心理士さんからこんなコメントをいただきましたよ。

梅酒ぐらい自分で漬けれ、と思うのは私だけかな。(苦笑)
学生時代から漬けていましたよ。甲類焼酎ではなくて本格焼酎で漬けるのがポイントです。
拙blogでも過去ログ当たればあると思うのでよかったらどぞー。

コメントありがとうございます>へなちょこ心理士さん
とか言いつつ、コメント内にある「(苦笑)」という表記が大変に不快に感じる私がおります。何でこれが不快なのか、考えてみましたよ。
とりあえず「苦笑」で辞書検索。


まずはGoo辞書(三省堂提供「大辞林 第二版」)より。

(国語)くしょう ―せう0【苦笑】 (三省堂「大辞林 第二版」より)
(名)スル
〔「苦笑(にがわらい)」を音読してできた語〕心中の不快や動揺などをまぎらす笑い。
「―をもらす」「痛い所をつかれて―する」

「苦笑い」だとこんな感じ。

(国語)にがわらい ―わらひ3【苦笑い】 (三省堂「大辞林 第二版」より)
(名)スル
にがにがしく感じながらも怒ることもできず、笑いに紛らすこと。また、その笑い。苦笑(くしよう)。
「息子に意見されて―する」

Yahoo!辞書ではどうでしょ?

く‐しょう〔‐セウ〕【苦笑】
[名](スル)他人または自分の行動やおかれた状況の愚かしさ・こっけいさに、不快感やとまどいの気持ちをもちながら、しかたなく笑うこと。にが笑い。「―をもらす」「相手の詭弁(きべん)に―する」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]

にが‐わらい〔‐わらひ〕【苦笑い】
[名](スル)にがにがしく思いながら、しかたなく笑うこと。また、その笑い。苦笑(くしょう)。「―を浮かべる」「弱点をつかれて―する」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]

多分、「(苦笑)」が明らかに発言者自身に向けられたものであったとしたら、読み手(というかメッセージの受け手)は不快になったりはしないと思うのですよ。んでも「(苦笑)」が発言者自身に向けられたものなのか、メッセージの受け手に向けられたものなのか文脈的にわからない場合、あるいは曖昧な場合、メッセージの受け手は不快に感じる可能性があるんじゃないでしょうか。
で、もう一度へなちょこ心理士さんの発言を見てみますと。

梅酒ぐらい自分で漬けれ、と思うのは私だけかな。(苦笑)

この「(苦笑)」は「こんなことを言ってしまう(or 思ってしまう)自分(=へなちょこ心理士さん)」に向けられているとも取れますし、「梅酒ぐらい自分で漬けられないロテ職人」に向けられていると取ることも可能です。
もし「と思うのは私だけかな」がなければ、完全にロテ職人に向けられたものになってしまうわけです。これは辞書の表現を借りますと「ロテ職人の行動やおかれた状況の愚かしさ・こっけいさに、不快感やとまどいの気持ちをもちながら、しかたなく笑っている」ということになります。
ですが「と思うのは私だけかな」を入れることで、「(苦笑)」がへなちょこ心理士さんに向けられている可能性も出てくるわけで、そういう意味ではうまい表現かな、と思ったりもします。
なわけで、とりあえず私はメッセージの受け手に不快な思いをさせる可能性があるので、ネット上で何らかの文章を書く際に「(苦笑)」を使うのはできるだけ避けるようにしています。明確に相手を嘲笑しよう、不快にさせようという意図がある場合を除いては
ちなみに「(^^;)」とか「(^-^;A 」とかの顔文字も同じような意味あいを持つのではないかと個人的には思うわけなのすがね。もちろんそれらが他者に対して向けられているという可能性のある場合…にです。明らかに、どう見ても自分(=発言者自身)に向けられたものであるなら、まあいいかなという感じで。
とは言っても、私が不快だから「それらを使うな」と他者に強要できるはずはありません。「他者を不快にさせる可能性があるので私は使いません」というだけの話で。
ついでに、へなちょこ心理士さんはそういうことはしないと思いますが、これらの表現を使った後で「こういう意図で使いました」「あなたを不快にする意図で使ったわけではありません」と説明されても何の意味もないです。その人がどんな意図でそれらを使っていたかなんて証明する手だてはありませんし、後から言うだけならどうとでも言えるわけですから。
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ちなみに、今までブログで書いたことはありませんが我が家では自家製の梅酒漬けてますよ。ホワイトリカーなんかの甲類焼酎じゃなく、乙類焼酎、いわゆる本格焼酎ってやつで。つか、我が家は泡盛で漬けてます(なわけで、厳密には焼酎じゃないわけですが、酒税法上は「乙類焼酎」ということになりますわな)。メインで飲むのは妻なので、妻が仕込みます。庭にある梅の木から採れた実を使うので安全性も高いのではないかと思います。
昨年はカリン酒も作りました。これまた泡盛で。
今回梅酒を購入したのは、酒造会社の作る梅酒(ってもテレビでガンガンCMしてるようなのではないやつ)がどんなものなのか今まで飲んだことが無かったので、試してみたかったからです。へなちょこ心理士さんはそういうの飲んだことないんじゃないですか?…と思うのは私だけかな?(苦笑)
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こんなことを書いてしまうとただでさえ少ない当ブログでのコメントが、いっそう少なくなるんじゃないかと思うわけですが、コメントいただけること自体はうれしいのです(除スパムコメント)。返信が極端に遅いワタクシではございますが、皆様からのご意見・ご感想引き続きお待ち申し上げております。
そして今回購入した梅酒は大変美味しゅうございました。大酒飲みな妻も大満足でした。詳しい感想は今日の夕方にでも。

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