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結局「女子力」って何なのさ?-新潟青陵大学大学院教授 碓井真史氏のコメントから-

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産経新聞社のニュース配信サイト、イザ!にこんな記事がありました。


希望を与える日本の“女子力”

冒頭から引用。

引退からの再起、ママさん飛行士…。サッカー女子W杯で初優勝した「なでしこジャパン」にかぎらず、日本の女性たちは逆境をはね返し、世界の第一線で活躍してきた。平坦(へいたん)ではない挑戦への道のりで笑顔を見せる“女子力”に日本は希望をもらってきた。

…「女子力」っすか…

で、こういうのを読むと「女子力」って何なのさ?と思うわけで。

この記事にコメントを寄せているのが、「事件を起こした少年らの卒業文集の分析」でおなじみ、新潟青陵大学教授の碓井真史氏です。

碓井真史・新潟青陵大大学院教授(社会心理学)は近年の女性の活躍を「女性は成功により『女らしさ』を失うと恐れ、能力をセーブする傾向にあったが、最近は活躍することでこそりりしく、美しくなれるという考えから力を発揮しているのでは」と分析。

なでしこは重圧のかかる決勝のPK戦で笑顔をみせた。碓井教授は「歯を食いしばるのではなく、しなやかに逆境を乗り切った。“究極の女子力”といえ、被災地に単純な『頑張れ』のエールではなく、『なんとか切り抜けていけば明るい道がある』という希望を与えた」と話した。

…何が言いたいのか今ひとつよくわからない…というか何も言ってないかのような文章のように思えるのですが…。そしてやっぱり「女子力」が一体何なのかはわからないままです。

女子が持ってる力だから女子力?男子にはそういう力はないの?つーか何歳まで「女子」なの?成人女性に「女子」ってどうなの?

疑問は募るばかりです。

恐らくはマスコミさんが欲しいと思っているコメントをした結果がこれなのだとは思いますが、学者としてはやっぱりどうなのかと。「ホンマでっか!?」学者の皆さんにも同じことが言えますが、ご自身の信用だけではなく、同じ分野の学者の信用まで落としかねないのではないかと思ったりしますよ。

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