臨床心理学

続・臨床心理士としての俺はいつまでぺーぺーなのか?

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10/04/08のエントリ、臨床心理士としての俺はいつまでぺーぺーなのか?の続き。

発端となったのは10/03/26のエントリ、高橋哲郎・野島一彦・権 成鉉・太田裕一編『力動的集団精神療法 ―精神科慢性疾患へのアプローチ』でした。

そもそも、何で俺が「ぺーぺー」を自称することに、読み手がそんなこだわるのかイマイチよくわからんのですが、ワタクシなりに色々まとめてみたので整理してみます。

前にもこのブログで書いたと思うんですけど、私はネット上で何か情報を発している人の肩書きというか、属性にこだわったところで意味がないと思っています。性別だとか年齢だとか職業だとか。同業者だったらどんな職場で働いていて、経験年数がどれくらいで、どんな臨床的指向を持っているのかとか。

何かを判断する際の一つの手がかりにはなるかもしれませんが、でも、それらはネット上ではいくらでも偽ることはできますから。

それより問題にすべきは書いてる内容でしょう。というか、厳密に言えば何かを判断する際にはその書き手の書いている内容しかわからないわけですよ。

私だって、まあいまさら隠すこともないでしょうし、私がどこの誰なのかご存じの方も多いとは思いますが、それでも書いている内容についてはちょこちょことフェイクを入れてますし、リアルで直接知っている人でもなければ、実際のところこの仕事における私の経験年数について詳しく知っている方は皆無かと思います。そもそも私がホントに臨床心理士資格を持っているかどうかなんてどうやって判断するんでしょうか?

…と考えると、やっぱり私が「ぺーぺー」を自称することに対して、どうこう言われる意味がわからんのですよねえ。いくらでも偽ることのできる属性がそんなに気になりますか?

ちなみに、少なくとも発端となったエントリ、高橋哲郎・野島一彦・権 成鉉・太田裕一編『力動的集団精神療法 ―精神科慢性疾患へのアプローチ』に関して言えば、私は力動的集団精神療法の分野においては十分「ぺーぺー」だと思いますし、当該エントリはあくまでもぺーぺーなりの「読書感想文」でしかないです。

そんなぺーぺーのワタクシでも、乏しい経験に基づいてそれなりの内容の物を書こうと思えば書けるかもしれません。実際、集団療法に関してどっかで何か駄文を書いた覚えもありますが、ちゃんと書こうと思ったらブログじゃなくてリアルで書きますよ。ブログはブログ。リアルはリアルですよ。

そんなスタンスでこのブログにおける駄文を書かせていただいております。んで、そんなスタンスなのでとりあえず5年は続けられております。もし、もっとちゃんとした文章をここで書こうと思ったら、恐らく2~3年で息切れしてブログを閉じてると思います。

気になる人は気になるんでしょうけれども、私自身はこれからも書いている人の属性はそんなに気にしない…というか、自称している属性に惑わされないように書かれている「内容」を吟味していきたいと思います。加えて、当ブログに関しましてはあくまでも「永遠のぺーぺー」の文章であるということを踏まえた上でお読みいただけるとうれしゅうございます。

そんなこんなで、今後とも何卒よろしくお願い申し上げ奉ります。

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