心理・精神医学本

西園昌久著『SSTの技法と理論―さらなる展開を求めて』

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ちょっと欲しかったので(そして今、手持ちがないので)覚え書き的に。

SSTの技法と理論―さらなる展開を求めて SSTの技法と理論―さらなる展開を求めて

金剛出版 2009-12
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SST(Social Skills Training:社会生活技能訓練)は,社会生活を営む要となるコミュニケーション技能を回復・改善し,自己対処能力を高める効果的な方法である。わが国では80年代に紹介され,精神障害者の社会復帰,社会参加を目指す精神科リハビリテーション領域で,急速に普及,発展をとげてきた。さらに現在では矯正教育・更生保護領域,児童生徒の学校教育現場へと広がりをみせている。

本書では,SSTを,技法,理論,トレーニング,効果研究,各領域での展開といった視点から多角的にとらえ,これまでになされてきた実践と研究の集大成を図る。精神科医,看護師,作業療法士,精神保健福祉士,心理士等,職種を越えて,SSTを包括的に深く理解するための1冊である。


特に精神科領域においてこれからSSTを始めようと考えている人、あるいはより詳しく学びたいと思っている方におすすめかと。
しかし、やはり興味深いのは第1章、第2章で西園氏の書いている「SSTと精神療法」というテーマですかね。元々は精神分析家でありながら、認知行動療法の一技法としてのSSTの我が国における先駆者の一人でもある西園氏にとって、SSTがどのような位置づけにあるのかって辺りが書かれているのではないかと思います。
いずれ買うぞってことで。
他に興味のある方いましたら、どぞー。

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