心理・精神医学本

2009年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)

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本日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか?
今年、当ブログはお初の方におかれましては、改めまして明けましておめでとうございます。
年初の恒例企画?であります、昨年の当ブログ経由でのAmazon.co.jp売れ筋ランキングでございます。
2008年の売れ筋はこちら。
2008年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)(09/01/05)
2008年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(後半)(09/01/06)
皆様の参考になれば幸いでございます。
ではカウントダウン、ちぇけらでございます。


いきなり同数で9位に2冊がランクイン。
第9位

そだちの科学 no.13―こころの科学 そだちの科学 no.13―こころの科学

日本評論社 2009-10
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自閉症、アスペルガー障害、ADHD、LDなどの発達障害が見すごされたまま成人し、不適応に悩む人たちに対する診断と支援を考える。

大人の発達障害をメインで取りあげているこの本。さすがに熱いトピックだけあって結構な数が出てました。皆様の興味・関心の高さがうかがえます。
てか、初出エントリが11月なんですよね。2ヶ月でこの追い上げはすごい。2008年はランク外でした。
関連エントリ
そだちの科学 no.13 特集:おとなの発達障害(09/11/02)
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第9位

集中講義・精神分析 上 (1) 集中講義・精神分析 上 (1)

岩崎学術出版社 2008-11
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気鋭の精神分析家である著者が、読者に自らの考える精神分析の本質をダイレクトに伝える講義。初心者から専門家まで、生きた精神分析に触れることのできる好著。

2008年は第7位で、2009年もしっかりランクイン。いやあ、すげえいい本です。前にも言いましたが、分析系以外のオリエンテーションの人にも読んで欲しい感じ。
初学者から中級・上級者まで幅広い層にお勧め。
関連エントリ
藤山直樹著『集中講義・精神分析 上巻』(08/11/04)
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そして3冊同数で6位にランクイン。
第6位

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方 エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方
Elizabeth O. Lichtenberger

日本文化科学社 2008-10
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よい心理アセスメントレポートは,検査によって得られた結果,背景情報,行動観察などの情報をもとに子どもの状態を説明し,今後の指針を分かりやすく示すものでなくてはならない。本書は,心理アセスメントレポートの書き方を簡潔で分かりやすく説明する。心理アセスメントレポートを書く初心者,臨床心理学を学ぶ学生や大学院生,そして,アセスメントレポートを読んで理解する必要のある専門家向けの入門書である。

ワタクシの個人的な関心が高いこともあって、結構アセスメント関連の本にはお勧めが偏りがちなのですが、これもそんな一冊。
2008年は発売時期も遅かったため、ランクインしませんでしたが、昨年はコンスタントに売れ続けてこの位置です。ワタクシだけではなく、皆様にとっても需要が高いことがうかがわれます。
関連エントリ
【感想…というか】『エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方』その3【ツッコミ?】(09/03/16)
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第6位

子どもの心と学校臨床(第1巻)特集:学校でうまくゆく心理アプローチと考え方 子どもの心と学校臨床(第1巻)特集:学校でうまくゆく心理アプローチと考え方
村山正治

遠見書房 2009-08-20
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スクールソーシャルワーカーや各地独自の援助職・ボランティアの導入など,学校臨床においては他の専門職が協力するコラボの時代にある。裏を返せば,学校臨床というものの考え方を集約する「器」が必要である。子どもや保護者,教員,地域住民までをも含む学校コミュニティに援助者としてどうかかわるのか。これまでの実績を評価し,原点を見直し,学校現場の最前線に向け,新しい視点や大切な情報を提供するのが本誌の使命である。SC,スクールソーシャルワーカー,相談員,教師,養護教諭,教育行政関係者などが共同して子どもや家族の課題に取り組んでいけるよう知恵を絞っていくつもりである。是非,読者の皆さんに雑誌づくりに参加していただければと思う。(本誌編集同人代表 村山正治「創刊にあたって」より抜粋)

昨年もお世話になりました。遠見書房さんによる初めての雑誌が見事ランクインです。
学校臨床に携わる人なら間違いなく要チェック!な一冊。次号も楽しみです。そして、今年もどうぞよろしくお願いいたします>遠見書房様
関連エントリ
『子どもの心と学校臨床』創刊号 特集:学校でうまくゆく心理アプローチと考え方(09/08/14)
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第6位

精神科臨床における心理アセスメント入門 精神科臨床における心理アセスメント入門

金剛出版 2009-06-19
売り上げランキング : 189001

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チェックリストでもラベリングでもない「心理アセスメントの六つの視点」を,第七の視点(here and now)で有機的につなげ,クライエントの立体的な全体像をとらえるために――若手臨床心理士に贈る「心理アセスメント入門」必携書。

心理アセスメントの六つの視点(トリアージ1・トリアージ2・病態水準にまつわる要素・疾患にまつわる要素・パーソナリティ・発達生活の実際)から得られたものは,第七の視点(here and now)を通じて集約され,ネットワークのようにつながりながら立体的に存在する。臨床心理面接と不可分な“それ”は“家”のイメージであり,アセスメントから得られた成果をヒントにクライエントの全体像を立体化してゆく内的努力を,セラピストは学派を越えて行なっている。この“家”(=心理アセスメントにおける六つの視点を通じて成っている立体的な像=臨床心理学から見たその人の全体像)のなかでクライエントとセラピストが共生するイメージ――それこそが,真の心理アセスメントである。

これまたアセスメントがらみの一冊…ですが、単なる所見の書き方とは一線を画しております。マニュアル的な使い方を期待したらハズレかと思います。ただ、精神科臨床に携わる人だけではなく、どんな分野においても言える内容が盛りだくさんな一冊かと。臨床実践に根ざした良書という感じ。
関連エントリ
津川律子著『精神科臨床における心理アセスメント入門』(09/07/23)
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とりあえずカウントダウンの前半まで。続きは明日アップ予定。
皆様が購入された一冊はランクインしていたでしょうか?需要があるかどうかは微妙なところでございますが、明日もお楽しみに。

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