もう既に「鉄板」と呼べる本しか残っていない2009年売れ筋ランキングTOP10後半。
前半を未読の方はまずはそちらから。
・2009年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)(2010/01/04)
そして一昨年、2008年の売れ筋はこちら。
2008年の売れ筋はこちら。
・2008年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)(09/01/05)
・2008年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(後半)(09/01/06)
ではカウントダウン再開!ちぇけら!
4位は同数で2冊。
第4位
面接法
新興医学出版社 2002-01 |
臨床心理士や医師などを対象にどこでも、だれでもが受け入れるような常識的で基礎的な技法について、「人と人との出会い」という原点に立ち戻って論じた心の相談のための面接法の書。
はい、やってきました。「鉄板」の一冊。2008年も第3位とほぼ定位置でございます。
初学者からベテランまで、未読の方はどーぞ。
関連エントリ:
・【やっぱり】初めての面接の前に読んでおく本【基本でしょ】(05/02/25)
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第4位
心理学・社会科学研究のための 調査系論文の読み方
東京図書 2008-07-04 |
本書は,初心者が「調査系論文が読めるようになる」ための本であるが, 平均・標準偏差,因子分析など,「これを知れば,論文が読めるようになる」という内容を精選し,直線的に組みたてた。論文を読むには,研究者がどういう意図で文章を書き,統計を使ったかを読みとる力が要る。そのため,より必要な統計手法を意味に重点をおいて説明し,論文に省略された部分も補って,書き手の視点から論文を読む道筋を解説する。これは,自分の研究で論文を書くときにも,きっと役にたつ。
これまた当ブログ的には「超鉄板」な一冊。なにげにワタクシもボチボチ読んだりしてます。てか、来年学部4年目を迎える人は絶対に読んでおいた方がいい。特に大学院に進学したいと思っている人(「臨床心理士になりたい人」だけじゃなく)。
「研究力」が身につきますよん。「女子力」とか身につけてる場合じゃないですよん。
2008年は第5位なのでやはり定位置な感じでコンスタントに売れてました。
関連エントリ:
・【かゆいところに】心理学・社会科学研究のための 調査系論文の読み方【手が届く】(08/07/08)
・『うらかみのホームページ』がすごくイイです(08/07/10)
・『心理学・社会科学研究のための調査系論文の読み方』を再度ご紹介してみる(08/07/23)
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2位も同数2冊。
第2位
こころの治療薬ハンドブック 山口 登 星和書店 2008-02 |
大好評の向精神薬ハンドブックの最新版。精神科で用いられるすべての薬剤について、薬理説明、医師による処方エピソード、家族や看護者に向けての服用時の注意点などを分かりやすく解説。
大学院生になったら『DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引』とともにまずは買っとけ!な一冊。学校臨床志望の人も絶対に必要。
…でも最近、新しい薬結構出てるから、また改訂がある…かも?よくわからんです。
2008年も第4位とやっぱり定位置。過去ログ読んでみたら、去年も同じようなこと書いてるのな>俺。芸のない奴。
Amazonさんでお買い求めの際には、間違っても過去の版は買わないよーに。最新版は第5版です。コレクション目的なら古いの買うの止めないけど。
関連エントリ:
・【アレの改訂版が】病院実習に持っていきたい本【ついに出た!】(06/03/01)
・医療現場へ実習に行かれる学生さん必携の3冊(06/04/14)
・『こころの治療薬ハンドブック』の第5版が出てた(08/02/13)
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第2位
精神分析的心理療法の実践―クライエントに出会う前に
岩崎学術出版社 1999-09 |
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、著者の臨床実践と指導経験を基にしながらも、極力だれにでも通用する心理療法の基本を提示しようと試みた。初めてのクライエントに出会う前に、一通り頭に入れておいてほしいことを書いた。内容(「MARC」データベースより)
心理療法が成功するかしないかの決め手になるところの一つは、クライエントから反論や反発や拒否が示されたときに取るべき基本的な対応にある。臨床実践と指導経験を基に、誰にでも通用する心理療法の基本を提示する。
はい、出ました。当ブログ的超ベストセラー。もう説明の必要はないと思いますが、未読の人はとにかく読むべし。えぐるように読むべし。
2008年は第1位でした…ということは、2009年の第1位は…?
関連エントリ:
・【読みやすくて】精神分析的心理療法の実践【(・∀・)イイ!】(05/03/03)
・「受容」「共感」はそんな軽々しい言葉じゃない(05/03/25)
…今読むと、この辺の昔のエントリってなんかこっぱずかしい感じがしますですよ。
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そして第1位は…アレですよ。アレ。
…と、あまり意味のない改行をした上で…
第1位
精神分析的人格理論の基礎―心理療法を始める前に
岩崎学術出版社 2008-07 |
名著『精神分析的心理療法の実践』と合せ,心理療法の基礎知識を
今年もワンツーフィニッシュです。すごいよ禮子タソ。ハァハァ…とまあ意味不明な煽りはともかく、間違いなく良書。こちらは特に初学者向けかと。とにかく読んどけ。
関連エントリ:
・【で、】馬場禮子著『精神分析的人格理論の基礎』【この本どうなの?】(08/08/22)
・【ようやく】馬場禮子著『精神分析的人格理論の基礎』【手に入れた】(08/09/12)
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こんな感じで、今年もぼちぼち本の紹介などしていきたいと思います。皆様のお役に立てる本をご紹介できれば何よりなのですが、それよりも自分が読んで良かったと思える本を探していきたいな、という所存でございますよ。
皆様もお勧めの1冊、ありましたら教えてくださいな。
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