いつの間にか単行本化されてたのね。
マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス) ソウ 少年画報社 2010-05-12 |
現役の精神科医による、心療内科の病気の全てを笑いながら学べる漫画の本!ベストセラー「おとなの1ページ心理学」シリーズに続いて、ゆうきゆう先生/ソウ先生コンビが放つ、とってもオモシロくて世の中のタメになるスーパー漫画です。
このマンガのウェブ版については前に当ブログでも扱っております。
・確かにパねぇっす。パねぇっすけど…(09/02/21)
・臨床やってる人間が自分の所属する機関の宣伝の中で実名を出せないことに関する仮説(09/09/07)
前にも書いたように、基本的にはこれ、どうでもいいんです。どうでもいいのに、何でこんなモヤっとした感じが残るんだろう?と思ってAmazonさんのカスタマーレビューを読んでみて、よやく合点がいきましたよ。
ほとんどのレビューが絶賛する中、評価の低いレビューにこんな一節が。
このコミックは作者が経営するメンタルクリニックの広告マンガであり、WEBに掲載されたものを一部抜粋して刊行されたものであるため、ネット環境のある人であればいつでも読める状態になっています。
「広告マンガ」。ここに尽きるわけですよ。
まあ別にマンガで広告すること自体は別にいいですよ。あからさまに間違った内容さえなければ、こうした読みやすい形にすることで精神疾患に対する一般の人の偏見を取り除くことに繋がるという利点もあるでしょう。
広告自体は別にいいんですが、上記過去ログでも触れているように、やっぱり営業をしてるのに実名を使ってないということが気になるです。
実際の相談機関の宣伝をするのに、何で偽名を使わざるを得ないのかってことに対して、「同業者に対して後ろめたいところがあるから」という仮説を挙げてみましたが、この点に関しては特に反論もないのですよね。
何か他に仮説はないですかね?
世の中には変な医者もいたりしますし、もっと酷い場合にはニセ医者ってもいたりするわけですよ。ニセ医者はたまにニュースにもなったりしますよね。ちゃんと実名を公開していれば、とりあえずトンデモかどうかを判断する手がかりはかなり多くなるわけですよ。
そんなわけで、とりあえず医療機関なり相談機関なりを宣伝する場合、(とりあえず法律的なことはおいとくとして)実名を出すことは最低限の誠実さなのではないかと思いますし、実名出せないのは相当アレだと思わざるを得ないのでございました。
皆様のご意見、お待ちしておりますですよ。