心理・精神医学本

【ご恵贈】ハーグリーブス&ヴァーケヴカー 編・松木邦裕 監訳『心的変化を求めて: ベティ・ジョセフ精神分析ワークショップの軌跡』【感謝!】

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心的変化を求めて

ちょっと更新サボっておりましたが、ぼちぼち行きたいと思います。

最近、色々と本をお送りいただいておりまして(感謝感激雨あられでございます)紹介記事が渋滞している真っ最中なのでありますが、訳者のうちの一人の方から直接お送りいただいたので、まずはこちらからご紹介せねばならないであろうということで。

「変化しない」こころの平衡を超えて

困難な治療関係を支えるための ワーキング・グループ

いかに経験豊かな分析家でも、クライエントの防衛に取り込まれて「ナルシシスティックな対象関係」の一部となり、困窮して、治療の行き詰まりを迎えてしまうことがある。その局面をいかに乗り超えるか?――難治例(重症ナルシシズム、ボーダーライン、倒錯など)の進展を描きながら、“こころの変化: Psychic Change"の理論&技法を重層的にディスカッションする。――精神分析クライン派の重鎮ベティ・ジョセフを囲んでの錚々たるメンバーによる、類い稀な治療論。

これはなかなか読み応えのありそうな本ですよ。

ワタクシ、専門書を手に取った際どこから見るのかと言いますと、まずは参考文献、次に掲載されているなら索引と進みます。今回お送りいただいたこちらの本は、とにかく文献と索引が充実しており、この時点で「間違いない」のがわかります。原本の参考文献だけではなく、章によっては「訳出に際しての参考文献」が記載されているのも良い感じです。

本書は、クライン派精神分析の主導的立場にあったベティ・ジョセフが1962年から主催していたワークショップのメンバーによる論文集です。いずれも困難な症例に対しての分析過程が詳細に描写されており、そしてその事例に対して別のメンバーによるコメントや討論が記されるという形式になっております。

そう。とても読み応えがある本だと思います。じっくり味わい、噛みしめながら読む類の本だと思います。そんなわけでなので、ワタクシ実はまだほとんど読めておりません。

まだ読了してもいないのに紹介するというのも失礼な話かもしれませんが、先日、名古屋で開催された日本精神分析学会第63回大会の書籍販売では、100冊あまりが完売したということで、とにかく新鮮なうちにご紹介したかった次第であります。

訳者の皆様におかれましては、翻訳作業は本当に大変だったと思います。監訳者である松木邦裕氏の力も大きいと思いますが、この内容の論文集をこれだけ「読める日本語」にしたということは、とんでもなく大変な作業だったはず。

そんなこんなで大事に読ませていただきたいと思います。

興味のある方、特にクライン派好きな方は必読ですよ。是非ともポチっとどぞー。

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