【心理・精神医学本】の月曜日
雑誌『こころの科学』の最新号の特集は「成人期の発達障害」だそうで。
成人の精神科臨床の現場は、背景に広汎性発達障害をもつ人々の増加によって混乱している。真に当事者に資する理解・支援とは何か。
出版社のページでは目次などが見られますよ。
・こころの科学 第171号(日本評論社)
まあ鉄板と言いますか、安定の著者陣…という感じですよね。
『こころの科学』の想定されている読者層からすれば、かなり多くの皆様にお勧めできる一冊なのではないかと思います。
一つ気になるのは、新しくなったDSM5での発達障害概念の変更なんですが、目次を見る限りではその辺には言及されている…のかな?
参考:DSM-5と発達障害(カズ先生の Edu Blog II)
ともあれ、診断基準や概念上の変更があったところで、問題がよりわかりやすくなるというわけでもないでしょうし(むしろ現在よりも混乱するであろうことは容易に想像できます。少なくとも導入直後は)、まずは現実的な対応について専門職全員が考える必要があるということになりますかね。
とりあえず、興味ある方は是非ともポチっとどぞー。