今年最後のご恵贈本になります。
先日いただきました。こちら。専門書…ではなく、専門書を書くための本です。
本を書きたい、本を書いてみたい、本を書くようにまわりからよく言われるという専門家の方は多いかと思います。
でも、何からはじめればいいのかわからない、自信がない、という方がほとんどでしょう。
この本は、そんな専門家のために、本を書くノウハウをまとめたものです。
何から手をつければいいのか、今まで書いてきた論文や雑文などはどう使うのか、どう書き出せばいいのか、タイトルのコツは……など、具体的なことばかりを述べました。
医学書や心理学の本など、百数十冊の専門書や専門雑誌を作り、1000人を超える専門家・研究者と仕事をしてきた編集者が教えるハウツーです。
編集者としての知見をここにぎゅっと詰めました。
2009年に電子書籍として刊行したものの,リアル書籍版です。
山内俊介=株式会社 遠見書房 代表取締役。
40代の編集者。専門書出版社で150冊ほどの本・雑誌の編集業務にかかわる。2008年末に退社し,遠見書房を立ち上げた。創立から5年がたった2013年末で出版点数は,65点。
出版社の紹介ページでは、目次と「はじめに」が読めます。
・『専門家のための「本を書こう!」入門』(書籍版) (遠見書房)
そして、2009年に電子書籍版が出た際のブログ記事がこちら。
・遠見書房 発行人ブログ「チラ裏」: 【遠見書房主謹製】専門家のための「本を書こう!」入門【PDF出版】
今年も大変お世話になりました、遠見書房代表取締役 山内俊介氏が書いた本です。
目次を読んでいただければわかるかと思いますが、とにかく「一冊の専門書を書き上げるにはどうすればいいのか?」というテーマについて、発想から具体的な企画化、そして文章のテクニックまで、微に入り細に入り書かれております。この細やかさは著者である山内氏の仕事ぶりを反映したものなのだろうなあと、容易に想像出来る、そんな感じの一冊です。
このブログの読者の皆さんの中にも、いつか本を書きたいという方がいらっしゃると思います。あるいは今、実際に本の企画をされている方、執筆中の方もいるかもしれません。
そうした方々はもちろんですが、書く予定は全くないんだけど…という方にとっても、興味深く読める一冊なのではないかと思います。大体皆さん、専門書を読む事は多いと思いますが、この手の本を読む機会は全くないでしょうし、類書は少ないんじゃないかと思うんですよね。心理学・精神医学の分野に特化したとすると、恐らく類書は皆無でしょう。
そんなに高い本でもないですし、興味のある方はポチっとしてくださると良いのではないかと。
…ということで、来年もオススメの本がありましたら皆様教えてくださいませ。
そしてお送りいただければ確実にご紹介させていただきます。是非ともよろしくお願いいたしますです。はい。