昨日、ガンバって書いたらネタもやる気も尽きてしまったので本日は軽めに更新。
みなさん、Kindle unlimited知ってますか？
「月額980円で好きなだけ読める」というAmazonさんの読み放題サービスですよ。
Kindleで購入可能な本を読み放題…ではなく、unlimited対象のもののみですが、それでも相当な数のラインナップとなっております。
先日はこれで漫画の『女帝』全24巻とその続編『女帝花舞』全28巻を読破してしまいました。
優秀な頭脳と美貌を併せ持つ女子高生、立花彩香。熊本で小さなスナックを経営する母と、二人きりで暮らしていた。県下有数の資産家・杉野家の跡取り息子の謙一は、彩香に好意を抱いているが、謙一の婚約者である地元名家の娘・北条梨奈が、彩香に嫌がらせを仕掛けてくる。杉野の父が糸を引く地上げ屋に、立ち退きを迫られる母のスナック。卑劣な手段もいとわず、彩香と謙一の仲を引き裂こうとする梨奈。健気に戦った母娘だが…。
銀座の女帝・彩香の娘として育った明日香。名門の娘が多い私立校で水商売の娘と蔑まれ、鬱積した不満を抱えていた。女帝の母にも反抗。憧れは祇園の舞妓に…。そんな時、育ててくれた安西のお婆ちゃんが死に、明日香の心に穴が空いてしまう。相談した菱和会会長の伊達に「ママに反抗するなら、ママの手から離れてお前の力で生きろ」と言われて決心、十七歳で家出して京都へ出た。祇園甲部にある屋形を兼ねた茶屋の『よし野』に入ろうとするが…。
『女帝』は、主人公・立花彩香が様々な修羅場をくぐり抜け、後に「銀座の女帝」と呼ばれるようなホステスに登りつめるというサクセスストーリー。続編の『女帝花舞』は彩香の娘、明日香がやはり様々な修羅場をくぐり抜け、後に芸妓の世界で「祇園の女帝」と呼ばれるような立場にまで登りつめるというサクセスストーリーです。
原作・倉科遼、作画・和気一作でピンと来たあなた。あなたは間違いなくおっさんですね。
あまりネット界隈では話題になりませんが、『週刊漫画ゴラク』系では超ビックネームですよ。
ゴラク系と言えば、他には『ミナミの帝王』や『静かなるドン』なんかが有名ですよね（というか、どちらも未だにシリーズ続いてたのか…）。そう、ロードサイドでトラックの運ちゃんなんかがメインの客層の定食屋なんかに全巻そろってたりするあれですよ。
なんかもうストーリーが明快でいいっすよね。
『女帝』の主人公・彩香はそもそも優れた頭脳と類まれなる美貌を持っているという時点ですでに超ハイスペックなわけですが、その上、実の父親がのちに総理大臣にまでなる大物政治家だというおまけまでついてます。そして、主人公が路上で苦しんでいる老婆を助けたところ、実はそれが大物ヤクザの若頭の母親で、危機に陥った時に助けてくれるとか、とにかくご都合主義のオンパレードです（ほめてます）。
そんな感じで政財界から任侠の世界まで超大物との繋がりを作りつつ、あれやこれやで最終的には女帝に登りつめるわけです。
そしてゴラク系ということもあり、意味もなくちょこちょこ挟まれるシャワーシーン＝ヌードが必然性がなさすぎて笑えてきます（ほめてます）。
とにかくサクセスもバイオレンスもエロも満載な『女帝』シリーズ。読み放題のKindle unlimitedでなければ間違いなく手にとりませんでした。
こういう思いがけない出会いがあるというのは読み放題ならではじゃないかなと思うわけです。
Kindle端末はもちろんですが、iPadなどのタブレット端末版、iPhone/Androidのスマホ版、Window版やMac版でもKindleアプリがありますので、どこでも読めるのも良いですよね。
雑誌なんかも結構あったりしますし、現在は30日間の無料体験もできますので、興味がある方はお試ししてみてはいかがでしょうか？