臨床心理学

「お疲れ様」って…

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本日のエントリ、やっぱり気になる「修了」と「卒業」に引き続き、「言葉にこだわったエントリ」第2弾。
大学院生の頃、相談室で個人心理面接のケースを持ってたんですが、ある日面接終了後に先輩からこっぴどく注意されたことがありました。


たまたまその日は先輩が控え室みたいなところにいて、面接終了後の私の発言を聞いていたのですが、先輩曰く、クライエントさんの帰り際に私は「お疲れさまでした」と言っていたのだそうな。
私は全く意図せずにその言葉を言っていました。
確かにクライエントさんは自分の問題をなんとかしたくて来ているのであり、仕事をしに来ているのではなりません。
で、先輩に言われました。「「疲れた」って思っているのはあなたの方じゃないの?」と。
自分では言葉に対しては敏感であるつもりだったのですが、まだまだ甘ちゃんだったのですよね。
SVでは何度か指摘されていたのですが、それ以降はより気をつけるようになりました。
そして、以前、私は非常勤でデイケアに勤務していたのですが、そこではメンバーさん達の帰り際、スタッフが「お疲れさまでした~」と言ってました。
私としてはツッコみたい気持ちで一杯だったわけですが、「さすがに週1回しか来てないペーペーが言うのもなぁ…」とか「そんなことで他のスタッフとの関係を壊してもなぁ…」とか考えて言えませんでした。
今、とあるグループに関わっているのですが、そこでも患者さんの帰り際、スタッフが「お疲れさまでした~」と言ってます。
グループだから良いんじゃない?…って問題ではないと思うんですよね。
他のスタッフの中でも、医師は私よりも臨床歴の長い人であり、ある分野ではそれなりに名前が売れている若手~中堅といった方です。
うーん。どうしたものか…皆さんはどう思いますかね?
※そんなの大した問題じゃないじゃん…と言われてしまう悪寒も少々ありつつ聞いてみる。

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