ちょっと時間が無かったのでぶっちゃけ書店でタイトルしか見てません。が、非常に気になったのでご紹介。出たばっかりみたいです。
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カウンセリングの心と技術―心理療法と対人関係のあり方 平木 典子 金剛出版 2008-03 |
Amazonに書影がありませんでしたので出版社から持ってきたのがこれ。
装丁は地味ですが(失礼。「落ちついている」ですね)、売れそうなタイトル。
最近の金剛出版、攻めの姿勢に出てないですか?当ブログ経由での昨年度売れ筋ランキングにランクインしたこれといいこれといい。
タイトルの付け方からして上手いなぁと思うわけですよ。
本書は,ながく統合的心理療法を探求してきた著者が,その豊富な経験にもとに心理臨床の技法と論考のエッセンスをわかりやすく示したものである。
冒頭で著者は「心理臨床は個人や家族の問題の解決を心理的支援によって,福祉はそれらを社会的保障の働きによって支援しようとしてきた。しかしそれぞれの支援つながりは弱いものであった」と指摘する。
青少年の不登校・引きこもりや凶悪事件の多発,親による児童虐待やDVなど現代家族の抱える多くの複雑な問題の解決には,ともに“家族”というものにかかわってきた“心理”と“福祉”が連携することが必要であるとし,くわえて心理臨床のアイデンティティーについても言及している。これは今日まで著者が築き上げた心理臨床の知見を集約したものに通じるともいえる。これをうけて,つづく第I部~第III部では,それぞれジェンダー,アサーション,家族臨床について統合的心理療法の視点から考察がなされている。
臨床心理士をはじめ,心の臨床に携わる多くの人々にとり有益な一書となるであろう。待望の著者最新の臨床論集。
やっぱり「ジェンダー」「アサーション」「家族臨床」よりなのですね。個人的にはその辺は弱いところなので、こういうのを意識して目を通さねばなぁと思ったり。
出版社のページに目次が載ってるのですが
III 家族臨床
18.いま,親の条件を考える
ってのを読んでちょっとドキっとした俺ガイル。
タイトルだけじゃない、良さげな雰囲気をビンビン感じた次第。アマゾンでは現在1冊在庫があるそうなので、欲しい方はお早めにどぞー。
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