昨日から(というか正確には一昨日のプレコングレスから)明治大学にて日本集団精神療法学会第29回大会が始まりました。
私もそちらに参加しているわけなのですが、昨日、書籍販売コーナーをうろうろしている間に気づいた今回のイチオシの本であり、おそらく最も売れているであろう本がこちら。
amazonさんには表紙画像がなかったので、画像リンクは楽天からとりました。
全世界で100万部以上が購読されている米国グループ精神療法学界の権威による必携のテキスト。 グループワークを通じた精神療法の膨大な具体例を体系的に分析し,理論と実践を文字通り融合し提示した。 心理・精神的疾患だけでなく,老い,重病,DV被害,依存症など,それぞれの問題を抱えた患者たちのワークを治療プロセスに着眼し,また不成功の場合も分析し,背後に作用している力動や本質に到達すべく探求。様々な「療法的因子」の解明,セラピスト自身の問題など注目すべき理論も多く,臨床的グループセラピーのすべてを網羅。
出版社のサイトでは目次が見られます。
ヤーロム グループサイコセラピー -理論と実践-(西村書店)
まあなんというか、間違いなくいい本です。というかグループセラピーに携わる人ならば必携の一冊なのではないかと。
そして監訳が「東京サイコセラピーセンター所長。日本集団精神療法学会認定グループセラピストスーパーバイザー。日本精神分析学会認定精神療法医。日本精神神経学会認定精神科専門医指導医」の中久喜雅文氏と、これまた個人的に好きなグループサイコセラピストだったり。
惜しむらくは価格が高いこと…定価7500円は結構痛いですが、値段分の価値は絶対にあります。
そして、発売前の本なので、現在はアマゾンさんの在庫がないのだと思います(多分)。そんなこんなで、多分、そのうちに「在庫あり」になると思いますので、チェックしているのが吉。
さて、今日も学会がんばりますかね。