妻が読んでた本が気になりましたのでご紹介いたします。
心理職を志望している人、そして現在心理職(特に医療系)に就いている人の名かでターミナルケア(終末医療)に関わりたいという人は少なくないと思います。
ターミナルケア - Wikipedia
これは私の個人的意見ですが、終末医療ってのは非常にきついと思うのです。医学モデルに従って考えると、終末医療というのは「常に負けることが確定している医療」なわけですから。
ただ、それはそれで非常に意義のある仕事だとも思います。(少なくとも今の)私なんぞにゃできない仕事だとも思っております。
ということで、妻の読んでいた本はこちらでございます。
病院で死なないという選択―在宅・ホスピスを選んだ家族たち | |
中山 あゆみ
おすすめ平均 |
妻曰く、この本は在宅またはホスピスケアを考える人にとっては制度だったり、各種手続き面だったりについて詳しく記述されているのが良いとのこと。そういう意味で家族だったり、制度面に詳しくない専門家の人が読むには良いでしょうということですが、ワーカーが読むにはちょっと物足りないということでした。
さらに妻は「ちろん心理職でも終末医療に関わる機会はあるだろうし、どんどん関わって欲しい」と言っていましたが、同時に「ただ、やっぱりそういう現場で色々やろうと思ったら、やっぱりワーカーの方がやれることは多い」とも言っていました。
そんなわけで、この本、その手の現場を目指す人には読んでいただきたいと思いますし、これから心理職に就こうと思っている人にとっては改めてご自身のやりたいことをやるためには心理職に就いた方が良いのか、それともワーカーや他の専門職に就くべきなのか考えるヒントになるのではないかと思います。
最後に、私が今さらご紹介するまでもないですが、一応ベストセラーとなった関連書籍も載っけておきます。
病院で死ぬということ | |
山崎 章郎
おすすめ平均 |
続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに | |
山崎 章郎
おすすめ平均 |
どんな専門職にせよ、終末医療に携わるのであればかなりの覚悟が必要です。
…なーんてことは私なんぞに今さら言われてなくとも皆さん分かっていることだとは思いますが。
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