研究と臨床

いつものテイストと違っていた件(研究者コンプレックス)

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昨日のエントリ、医療心理師の存在意義・そして医者コンプレックス再びのコメント欄で臨床心理士デスマさんから以下のようなコメントをいただきました(※未読の方がいらっしゃったら、是非とも当該エントリの本文とコメント欄をお読みいただけたらと…)。

> (それでSDさんにご迷惑をかけてしまったのであれば申し訳ない)。
リンク先でも、
> 案の定、ご迷惑をおかけしてしまったようで…
とのことですが、
しかし、ネットに出している以上、あっていいことのはずではないかと。
こっそりやっているわけではなく、トラックバックもなさっているわけで。
SDさんの研究者としてのご活躍は私も存じていますが、
それはそれとして、
そんなに遠慮しなくても、と思うのですが…。
何かいつものテイストと違う。

と指摘されてしまいました。
で、私も書いていていつもとテイストが違うなぁというのは感じていました。このテイストの違いというのはどこから来ているのかと考えてみました。その結果、これは私の

研究者コンプレックス

というのが影響しているのではないかという考えに至りました。
このブログのタイトルの下の説明を読んでいただければわかるように、私は一応臨床現場で働いてはいますが、自分のことは研究者だと思っていますし、何度も述べてきたように、臨床家には研究者としての能力・素養が必要だと考えています。
ただ、そうやって研究者を自認しているわりには、業績はゴニョゴニョですし、大学院もドロップアウトしてます…一応自分なりにやってはいるんですけどね。で、そんな私にとっては、学生さんと言えどもちゃんと博士論文を書こうとしている人というのは、それだけで尊敬に値します。
でSDさんですが、昨日のエントリでも述べたように彼の論文は参考にさせていただいていますし、実はリアルでの彼に対する肯定的評価ってのもたまに聞いてます。そんなこともあって、結構前から彼のブログは読ませていただいていたんですが、思いの他ツッコミどころが多かったんですよね
もちろん、私もそうですがブログで書く文章なんて、基本的にはしっかり考え抜かれて推敲されたものよりも、勢いで書く文章の方が多いと思います(その点、デスマさんの文章はかなりしっかりしていると思います。マジで)。まあそれをふまえた上で、ずっとつっこみたいなぁと思っていたところで、今回の引用元となったエントリを発見し、昨日のエントリへとつながったわけです。
で、デスマさんからご指摘受けた「ご迷惑をかけて申し訳ない」という部分は、前述のように私の研究者コンプレックスから出てきてます。普段だったらバッサバッサ切っちゃうところなんでしょうけど…
あと彼が実名を出しているというあたりも、結構難しいところだと思っています。「実名を出した上で書いている文章だから、それくらいの責任は負って当然」ってのはあると思いますが、こっちが匿名な分、「負い目」というのではないですが、やりづらさを感じるのです(それは某tさんに一番最初にツッコミを入れた時にも感じました)。
実名出しているエセ臨床家であれば、全然問題なく攻撃できるのになぁ。やはりこの辺も私の研究者コンプレックスの現れなのでしょう。
まあ、そんなわけでデスマさんがおっしゃった

SDさんの研究者としてのご活躍は私も存じていますが、
それはそれとして、
そんなに遠慮しなくても、と思うのですが…。

の「それはそれとして」ってことが出来なかったのですよ。
なんかわかりにくい文章になってしまいましたが、そんな感じでございます(なんだかまたツッコミどころ満載のような希ガス)。

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