臨床心理学

そういうことは「少なくない」ですか?

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wikicp.jpgネット上で使える大変便利なフリー百科事典として多くの方が利用し私も愛用している『ウィキペディア(Wikipedia)』で、「臨床心理士」という項目を検索してみました。
すると…

臨床心理士(りんしょうしんりし) 財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格。臨床心理学を学問的基盤に、心の問題の援助・解決・研究に貢献する専門家として認定する資格である。心理療法家・カウンセラーの資格には、国家資格が存在しない一方、民間の認定資格は多数存在するが、その中で臨床心理士は、現在もっとも知名度の高いものである。
臨床心理学の専門性と資格をめぐる1970年代の論争を経て、日本臨床心理学会を離脱したメンバーが中心となって立ち上げた日本心理臨床学会が事実上の母体となっている。
心の癒しを求める社会風潮や少子化に悩む大学のニーズを背景に資格者数を拡大して社会的認知を勝ち得る一方で、指定大学院制の導入に伴う資格認定協会の大学院カリキュラムへの介入、有資格者の技術水準のばらつきと常勤職への就職難、心理学諸学会や民間団体による認定資格の乱立といった問題も生じている。

うん。まあここまでは妥当な内容だと思います。
問題は次です。

臨床心理士の資格と責任
又、一方で、本来心のケアを行なう臨床心理士が他者やクライエントに対して心的外傷を与える場合も少なくなく、これは臨床においても、教育現場においても同様である。 又、効果が見られない、もしくはAPA(アメリカ心理学会)の定める倫理基準から外れた治療行為等を行なっている臨床心理士も少なくないので、場合によっては刑事訴訟や民事訴訟に訴える必要性がある。 一方、臨床心理士は医師と違い、国家資格ではないので、行政訴訟を起こすことは出来ないものの、財団法人日本臨床心理士資格認定協会に対して、臨床心理士として不適切であると思われる者については、意見書を提出し、その臨床心理士の免許剥奪や業務停止処分を申請するべきである。

「心的外傷を与える場合も少なくなく」「APA(アメリカ心理学会)の定める倫理基準から外れた治療行為等を行っている臨床心理士も少なくない」って本当ですか?
もちろん、もしそういった事があった場合の対処としては間違っていないと思いますが、これは中立的・公平な記述なのでしょうか?
Wikipedia:基本方針とガイドラインを見ますと基本方針の第一に

1. 偏見を避ける - 中立的な観点に基づいて記述されなければなりません。すなわち、異なった観点について公平に好意的に表現しなければなりません。

とあり、このガイドラインに反するのではないか?と思った次第でありますよ。
「臨床心理士としての資格と責任」という小見出しもこの文の内容に適合するのか微妙なところだと思いますが…
投稿者向けFAQには

記事をよりよいものにするための議論は歓迎です。ですが、それは記事に付属したノートのページで行って下さい。

とあり、ひょっとしたらここでこういうことを述べるのは問題なのかもしれません(その辺詳しい方いらっしゃいましたらご教授お願いします)。
とりあえず私が自分で編集するかどうか検討中でございます。もし「我こそは!」という方がいらっしゃいましたら、「臨床心理士」の項目の編集よろしくお願いいたします。

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