臨床心理学

偏見の話とか

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たまには真面目な話など…
特になんというわけでもない時、私はふとこう考えます。
自分もいつ統合失調症が発症してもおかしくないよなぁ
と。


てか、この「統合失調症」の部分は別に何でもいいです。「うつ病」でも「強迫神経症」でも、あるいはその他の身体疾患でも別にいいんです。とにかく、そういうことをふと考えたりするのです。
例えば統合失調症の罹患率は概ね約1~1.5%。1クラス40人の学校があったとしたら、3クラスに1人くらいは統合失調症に罹患する可能性があるというわけです(←間違ってないですよね?)。
また私の年齢で考えると、破瓜型はともかくとして妄想型の統合失調症については後発年齢に入っていると考えてもよろしいかと思います。
つまり「誰でも」「いつでも」発症する可能性はあるわけですよ。そういう病気に対して偏見持つのって、今さらですが(ほんとに今さらですが)どうかと思うのですよ。今、偏見を持っている人だって、いつ偏見の目で見られる側になるかわからないわけですよ
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ついでに言えば、私は病気になるのは嫌です。まあ「病気になりたい!」という人はそんなに多くはないかと思います。それは精神疾患でも身体疾患でも同じでしょう。
以前、どっかで話したと思いますが、私は大学院生時代、結構長い期間入院したことがありました。特定疾患に指定されている病気であり、保健所に行ったりして医療費免除の申請なんかもしたりしました(…結局それは「誤診」だったわけですが…)。
入院期間中は身体的にも精神的にも辛かったですし、退院してからも食事制限は厳しいし、ほんと大変でした。で、その頃考えていたのは、単純に「病気になるって辛いことだなぁ」ということでした。
身体疾患だろうと精神疾患だろうと、患者本人はやっぱりとても辛いわけですよ。「辛いこと」は一緒なわけで、殊更に精神疾患だけ特別視する必然性はないと思うのですよ。
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私は自分がいつ統合失調症になってもおかしくないと思っています。で、妻には「もし私が発症したらすぐに精神科に連れて行ってくれ」と今から頼んであります。そうすることで自分も家族も楽になれるのであれば、すぐに受診した方がいいじゃないですか。
殊更に精神疾患だけ特別視する必要はないと思うのですよ。それによって治療が遅れ、患者本人も家族も辛い思いをするのならなおさらですよ。
なんかまとまりませんが、日常生活を送る中でふとそういうことを考えるのですよ。

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