心理・精神医学本

匿名のブログはどう「危ない」のか?

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裕さんの「裕's Objective World」でも紹介されていますが、金剛出版の『臨床心理学』の新しいのが出てます。

臨床心理学 (第6巻第1号) 臨床心理学 (第6巻第1号)

金剛出版 2006-01
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新しい年の最初の号ということで数名の選者による「今年の注目!私のBooks & Papers」という記事が載っております(裕さんも選者の一人になっておりますね)。
で、その中で某氏がブログについても少し触れておりまして、こんなことが書かれていましたよ。

書評特集執筆はこの1年の読み落としチェック。(中略)また、お気に入りのブログを見る。例えば、本書評特集執筆・太田裕一の「裕's Object Relation World」。国家資格問題では日本臨床心理士会の情報戦に勝利した。匿名のは危ないが、略称「心編研」」は最近よく見る。

※「心編研」って何かと思ったら…こちらだったんですね。
で、この記述の中で気になったのは

匿名のは危ないが

というところであり、昨日のエントリ、【皆さんの】臨床系ブログ・実名か仮名か【ご意見は?】はこのエントリの布石だったりしたのでした。


正直、この文脈で「危ない」というのはどういうことなのかよくわかりません。
匿名で書評をしているブログが危ない」のか、それとも「匿名でやっているブログが危ない」のか?そしてそもそも「危ない」とはどういうことなのでしょうか?
ブログに関して批判されるべきはその内容であり、匿名か実名かってのは本質的な問題ではないように思います。実名であっても批判は受けつけないという人も時にいますし、そういう人こそ「危ない」と思うのですが。
もしそれが書評の内容についてだったとしたらなおさらよくわかりません。匿名の書評は「危ない」のでしょうか?(でもそれでpsy-pubさんのところを「よく見る」というのは今ひとつわかりません)
ひょっとしたら実名での発言を匿名で批判するのはけしからんということなのかもしれませんが…
少なくとも私の頭では理解できませんでした。
だれか賢い方、どういうことなのか教えてくださいな。
あ、ちなみにこの号、特集は「医療と臨床心理士」ということで、なかなか読み応えがあります。お薦めでございます…ということでもう一回リンク貼っておこう。

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