心理・精神医学本

山下格著『誤診のおこるとき――精神科診断の宿命と使命』

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タイトルからして気になる本です。

誤診のおこるとき――精神科診断の宿命と使命 《Heritage》 (精神医学重要文献シリーズHeritage) 誤診のおこるとき――精神科診断の宿命と使命 《Heritage》 (精神医学重要文献シリーズHeritage)

みすず書房 2009-11-21
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「診断とは、疾患について、疾患をもつ個体について、さらに個体をつつむ環境について、必要なあらゆることを知り尽くそうとする、終わりのない努力を意味すると言える」

精神医学ハンドブック』で知られる著者が誤診例をまとめた名著。再刊にあたり、「うつ病の労務災害」「発達障害」「精神安定剤・睡眠薬の副作用」など今日的なトピックを追加した。さらに最終章に加えた論考「精神科診断の宿命と使命」では、診断に必要な経験と知識、操作的診断運用上の注意点を踏まえながら、あらためて精神科診断の基本を整理する。

精神症状のみならず付随する身体症状にも着眼した症例検討は、精神科以外の医師にも日々の臨床の一助となるだろう。研修医から精神科志望者まで、診断学への入口に最適の一冊。


1997年に出たこちらの再版ですかね?

誤診のおこるとき 改訂版―早まった了解を中心として (精神科選書 3)

診療新社 1997-02
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精神科における診断、誤診の問題は我々心理職にとっても無関係な話ではなく。というか、診断補助的な感じでの心理アセスメントも多いでしょうし、そういう意味では密接に関係してくるんじゃないかと思います。
そして「発達障害」等の今日的問題も取りあげて…ということになれば、これは相当な良書なのではないかと。
個人的に気になったので取りあげてみた次第。購入して読んだらまたレビューする…かもです。
興味のある方はどぞー、です。

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