雑記

臨床に関わる人間がネットで書くということ

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 先週の金曜日のニュースですし、2ちゃんの一部では祭になっていたみたいなのでご存じの方も多いかと思いますが、こんなニュースがありました。


1月14日(金)のYahoo!ニュースより抜粋

医師がHPで患者中傷 「頭悪い、二度と来るな」
 水戸市の水戸協同病院(津久井一院長)の耳鼻咽喉科の女性医師(28)が、自分のホームページ(HP)に患者とのやりとりや手術の様子を書き込んで「頭悪い」などと、患者を中傷していたことが14日、分かった。医師は指摘を受けてHPを閉鎖。病院は処分を検討している。
 病院によると、医師はHPの日記のコーナーに治療内容などを公開。匿名ではあるが、文句を言う患者に「今すぐ帰れ。二度と来るな」と書いたり、忘年会中に呼び出された緊急手術について「この緊張感がたまらない」と記したりしていた。
 情報提供があった昨年12月下旬、病院が医師に確認すると「日記がわりに書き込んでいた。申し訳ないことをした」と述べたという。

 んー…この女医はアホだと思いますし、トラックバック先のサイコドクターぶらり旅の風野さんの言う

 精神的な問題をかかえた患者が眩暈や首の痛みなどの身体症状を訴えて耳鼻科を受診することがあるのはまぎれもない事実だし、耳鼻科的な検査をして異常がない場合、心因性を疑って心療内科の受診を勧めるのも耳鼻科医としては問題なく正しい。

というのも至極もっともだなぁとおもうわけなんですが、このBlogを始めるにあたって、この辺のことってやっぱり難しいなぁと思ったのですね。
 臨床の楽しさだったり辛さだったりを生々しく書こうと思ったら、このアフォ女医までいかなくともどっかで患者さん・クライエントさんに対する感情は表現しなきゃいけなくなるし、それがないと面白みに欠ける…。自分は面白テキストなんて書けないしなぁ…。
 などと思ってみたりしたんですけど、別に面白テキストを書くという義務感に燃える必然性はどこにもないわけだし、やっぱりマターリとテキストを綴っていくのがよろしいのかなぁと思ったり。
 
 最初の投稿にも書きましたが臨床の事を語りだすとどうしても守秘義務が絡んでくるし、どんなにぼかして書いたってわかる人には分かってしまうという感じで…。
…まあ、このBlogもその辺の狭間で当分は迷走するかと思いますが、生暖かく見守ってやってください。
#んでも同僚(主に精神科医)がらみの愚痴はそのうち炸裂する予定です。
もう色々と言いたいことはあるですよ。…そのうちね。

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