目次をチェックしただけで中身は全く読んでないんですが、とりあえず備忘録的に。
発達障害児の思春期と二次障害予防のシナリオ
ぎょうせい 2010-03 |
発達障害が原因でおこる失敗や挫折の繰り返しから、感情や行動にゆがみが生じ周囲を困らせる行動をとってしまう、それを二次障害と呼びます。その現れ方と非行化するプロセスとは驚くほど類似性があります。少年非行の現場で多くの発達障害児にも接してきた著者が、非行化のメカニズムの解説をもとに、二次障害の予防と対処を豊富な事例をあげて、わかりやすく紹介します。
ということで、元法務省の心理技官である筆者による本です。
個人的には私が会う可能性のあるクライエント・患者の場合、二次障害の「予防」というよりはもっぱら「対処」の方が比重が大きくなりそうですが、とりあえずその辺に関する入門としては役に立ちそう。価格も専門書と考えれば安いですし。
ちなみに二次障害に関してはこんな本もあるのですね。
発達障害が引き起こす二次障害へのケアとサポート (学研のヒューマンケアブックス)
学習研究社 2009-09-20 |
これまで発達障害への関心は、問題となる行動や情緒の発現要因、ないしは背景要因として発達障害を発見することに集中しがちであった。しかし発達障害児・者の人生を包括的に評価しサポートするためには、中核となっている障害像だけでなく、そこから派生する「二次障害」へも目を向ける必要がある。本書はそのような観点を共有する筆者たちによる、二次障害をキーワードに多様な方向から発達障害の全体像に伸びていくアプローチ集である。
こちらは「予防」というよりも、そもそも二次障害は生じて当然のものとして捉えているようで。とりあえず見つけたらチェックしたいと思いますよ。
興味のある方はどぞー。