さて、今日から仕事初めの方も多いかと思いますが、皆様はお正月をどのように過ごされましたか?
ワタクシは家族と一緒にまったり過ごしておりましたですよ。昨年は超絶気持ち悪い感じが元旦から数日間続くという最悪なお正月を過ごしてしまったわけですが、今思えばあれは大晦日に食べた生ガキからノロが感染したのではないかと遠い目をしてしまいます…
…まあ、そんなことはさておき、恒例のランキングです。昨年1年間、当ブログ経由でお買い上げいただいた書籍の中で最も売り上げ点数の多かったものを10点、ランキング形式で発表いたしますよ。
2011年のランキングはこちら。
・2011年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)(12/01/04)
・2011年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(後半)(12/01/05)
それではチェックしていきましょうか。
まず同数で9位が2点。
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第9位
大人のADHDに対して有効であると実証された治療プログラムの自習ガイド。すぐに役立つ具体的なヒントが満載。
片づけられない、集中できない……大人のADHDのあなたのためのテキストです。
生活を立て直すためのヒントが満載!
こちら、同じシリーズに『大人のADHDの認知行動療法<セラピストガイド>』というのがあるのですが、そちらよりも当事者向けのこちらの方が当ブログ経由で売れていたというのが結構意外でした。
もちろん『〜<セラピストガイド>』の方もいい感じで売れておりまして、今年も発達障害がらみの本は需要が高いのだろうなあということがわかります。
関連エントリ:
・『大人のADHDの認知行動療法<本人のためのワークブック>』『同<セラピストガイド>』(12/02/06)
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第9位
よい心理アセスメントレポートは,検査によって得られた結果,背景情報,行動観察などの情報をもとに子どもの状態を説明し,今後の指針を分かりやすく示すものでなくてはならない。本書は,心理アセスメントレポートの書き方を簡潔で分かりやすく説明する。心理アセスメントレポートを書く初心者,臨床心理学を学ぶ学生や大学院生,そして,アセスメントレポートを読んで理解する必要のある専門家向けの入門書である。
定番の一冊がここでランクイン。2010年、2011年と続けて順位は下がっていますが、それでもそれなりの点数が売れておりました。
未読の方は是非どうぞ。
関連エントリ:
・この本どうすか?『エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方』(08/12/15)
・【感想…というか】『エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方』その3【ツッコミ?】(09/03/16)
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そして7位も同数で2点あります。
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第7位
本書は、前書『面接法』入門編に続く、心の臨床の中級者向けに纏められたものである。臨床の諸現象をみて、どのように歩むか、その方法論、臨床の「いかに」を考える好著。 本書のキーワードは、方法論的意識、懐疑と信頼、優れた臨床家、臨床言語、臨床のパースペクティブ。 本書によって、あなたが一つの非連続的な飛躍を体験し、臨床家として次のステージに進む一助になれば、著者として、これ以上、嬉しいことはない。
昨年3月に出た、あの「名著」の続編がここでランクイン。
最近、心から「面接って難しいなぁ…」と思うことが多いので、個人的に読み返してみようかなあと思っている一冊だったり。
こちらも未読の方は是非どうぞ…ってここまで書いて思いましたが、このランキングに入っている本は全て激レコメンだったりするので、全部「未読の方はどうぞ」です。マジで。
関連エントリ:
・熊倉伸宏著『面接法2』キター(12/03/14)
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第7位
カウンセリングとサイコセラピーの効果を生み出す要因とは―。PCAから精神分析やCBTにいたるまで、特定の立場に偏ることなく探究された、心理臨床家、カウンセラーをはじめ対人援助職に広く役立つ好著。
こちらも昨年前半の本でしたね。
タイトル見りゃあわかりますが、マニュアル的な本ではなく読んですぐ役に立つってわけでもないと思います。でも、自分たちがやってることの「何が効果があるのか?」についてはやっぱ知っとく必要があるのではないかと個人的には思うわけです。
そういう意味で、Amazonさんのレビューでこの本が「星3つ(最高は5つ星)」な理由がよくわからなかったり>レビュアーのピュアリーさん
…って私信の場じゃなかった。
そんな感じ(どんな感じ?)の良書です。
関連エントリ:
・【これは】クーパー, M. 著 清水幹夫・末武康弘 監訳『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』【読みたい】(12/02/15)
・カウンセリングの効果研究本。そして臨床家として必要なもの(12/10/02)
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第6位
ようこそ、心理学の「現在」へ!
古典的名著から最新の研究テーマに切り込んだ本まで、幅広い領域から選りすぐった本を通して、心理学の魅力を思い切りあなたに伝えます。126冊+αの上質なエッセンスを、どうぞお楽しみください。
こちらも息が長いですね。2011年から若干順位は下がりましたが、危なげなくランクインしてます。
心理学についてあまり知識のない高校生だったり、勉強し始めの学部生はもちろん、最近は自分の専門領域外の本って読まないな〜ってな専門家にもおすすめできる一冊なのではないかと。
関連エントリ:
・【ご恵贈】服部環監修・越智啓太・徳田英次・荷方邦夫・望月聡著『心理学の「現在」がわかるブックガイド』【御礼】(11/04/13)
・レビュアーを意識して読む『心理学の「現在」がわかるブックガイド』(11/04/26)
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こんな感じのカウントダウン前半でした。続きは明日アップ予定ですので、お時間ありましたらどうぞ。
皆様の参考になれば幸い。
…さて、お仕事がんばりましょーかね。