民主党の海江田万里氏のFacebookのタイムラインにて、公認心理師法案に関する陳情を受けた件について書かれておりました。
引用しますよ。
公認心理師推進ネットワークの皆さんから「公認心理師法案」について陳情を受けました。
臨床心理士についてはご存知の人は多いと思いますが、介護や障がい者介助など多様な現場で仕事をしている「心理師」に国家資格を附与すべきとの法案を早期に国会に再提出して、法律として成立させて欲しいとの要望です。
えーと…
なんと言いますか、根こそぎ間違っているような感じが。
臨床心理士とは異なる「介護や障がい者介助など多様な現場で仕事をしている」「心理師」なる職種の人達がいて、その職種の人達に「国家資格を附与すべきとの法案」が「公認心理師法案なんでしたっけ?
一瞬「公認心理師」とは全く別の法案のことなのかな?と思ったわけなのですが、公認心理師推進ネットワークの代表の方と副代表の方が感謝のコメントをされてるんですよね。
初めまして、公認心理師推進ネットワーク代表の伊藤と申します。
本日は私どもの陳情を快くお受けいただきありがとうございました。
事情は様々ございますが、何卒先生のお力を添えていただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。Posted by 伊藤 翼 on 2015年6月11日
海江田先生
公認心理師推進ネットワークの副代表をしております、長内優樹と申します。このような場でご挨拶をいたします不躾をお許しください。本日はご多用中のところ、お時間をいただき誠にありがとうございました。心理職の国家資格化は国民にとって大きな利益となるはずです。今後ともお力添えいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。私どもも微力ながら法案の必要性を全国に訴える活動を続けて参ります。
Posted by 長内 優樹 on 2015年6月11日
明らかに「公認心理師」のことですね。
海江田氏は
私は今、議席がありませんから、直接、法案の提出者になることはできませんので、民主党の仲間に陳情の趣旨を伝えることを約束しました。「心理師」として頑張っている人々の話しを直接聞くことができて有意義でした。
ともおっしゃっております。
これで本当に「陳情の趣旨を伝えること」ができるんでしょうか?公認心理師という資格がまだできていない現状で、「「心理師」として頑張っている人々」は存在していないですよね?
趣旨が誤解されている状態なのであれば、その点について訂正すべきかと思うのですが、それは失礼に当たるのでしょうか。政治家に恥をかかせる行為だからしてはいけないということなのかなあ…。
なんの訂正もなく、単に「いいね!」的な態度であるというのに対してかなりもにょるわけですよ。
皆さんもモヤモヤしませんか?
…とは言え、アレも単なる誤解だったのかそれとも意図があったのか未だにわからないのですが、自民党の河村建夫氏がFacebookで「公認心理師法案」について触れた際も「臨床心理士国家資格化法案を目指す」とか「臨床心理士を始めとする心理職を国家資格にする法案」などと書かれておりましたので、政治家としてはその程度の認識なのかもしれないですけどね。
・心理職の国家資格法案提出は5月中か?─衆議院議員河村建夫氏のFacebookページより そして臨床心理士有志の会(@cpyuhshi2013)さんからトンでもない情報の投下が!(14/04/21)
・公認心理師法案が衆議院事務総長に提出される─衆議院議員河村建夫氏のFacebookページより(14/06/17)
とにかくモヤモヤが激しかったのでちょー久しぶりにブログ更新してみた次第でありました。