資格問題

【大学選び】何にこだわる?

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 そういえばこの間、センター試験なんてものもありましたねぇ…ということでとりあげてみました。
巷の心理関係の話題をひろって何か言ってみるのLiedさんによる記事、大学選びで思ったことより抜粋

何が言いたいかというと、学校名にこだわるよりもやりたいことにこだわった方がいいんじゃないのかな・・ってことです。やりたいことのために学校にこだわるのならそれは一つの選択だとは思いますが、そうでないのならやりたいことにこだわった方がいいと思いますよ・・・と言ってみます。

 確かに正論だと思います。
 ただし将来臨床心理士を目指す受験生に限定した場合はどうでしょうか?
 私は受験生に対しては、基本的に「大学名」というよりももっとイヤらしく「偏差値」にこだわれ、と言いたいです。もっと言えば、「旧帝大に入れるくらいでなければ臨床心理学など専攻してくれるな」とも言いたいです。なぜ私がこんな一見馬鹿げたというかトンデモない主張をするのか、そこにはいくつかそれなりの理由があります。
 理由の一つ目は「臨床心理士を目指す人には学部時代にはちゃんと幅広い分野の心理学を学んで欲しい」ということです。歴史のあるそれなりの大学であれば、実験・知覚・認知・教育・社会・発達・臨床など幅広い分野の心理学が学べるはずです。人寄せパンダとして臨床系が目玉になっているような大学ではそれが難しいところもあるんじゃないでしょうか。
 理由の二つ目は「臨床心理士は研究も行うべき」ということです。ここでいう「研究」とは「症例研究」(と言うなの症例報告)ではありません。心理学の方法論に則った研究のことです。そのためには統計の知識は必要になりますし、英語もできなきゃいけません。てか最低限旧帝大に入れるくらいの学力は欲しいところです。
 そして理由の三つ目。これは現実的に大事なところなんですが「将来できるだけつぶしが利くようにしろ」ということです。巷で広く言われていることですが、臨床心理士はとにかく就職先がありません。そんなこともあったりして「やっぱ無理だわ。臨床心理士なるのやーめた」と思った時…どうしますかね?もちろん大学名だけで内定がもらえる程甘いご時世ではありませんが、でも偏差値の高い(=名前の売れた)大学の方が就職は有利ですよね?
 そんなこんなで、私は「大学選びの際には行ける限り偏差値の高いところへ行け」と言いたいです。本音を言えば偏差値的に旧帝大か筑波・広島、私大では早稲田・慶応とそのちょっと下あたりに入れないくらいだったらどこ入っても一緒かも…てか、その程度の人は臨床心理士にならないでくださいって感じ。

#なぜ私が「臨床心理士は研究にも力を入れるべき」と力説しているのかはまたいずれ…

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