09/12/10のエントリ、「幻聴妄想かるた」、そしてべてるねっとを発見したでご紹介した『幻聴妄想かるた』。あの時は企画をした精神障害者共同作業所「ハーモニー」が制作・販売までしていたわけなのですが、ついに出版社を通じて一般発売されることに!
幻聴妄想の世界で表現。これは当事者研究であり、障害者アートでもある。自分たちの幻聴妄想を自由に語れる場があることで、ハーモニーの当事者たちはは地域生活を安心して送ることができている。解説冊子と、DVD『幻聴妄想かるたが生まれた場所』に加えて、女優の市原悦子さんによる読み札音声CDが付録になっている。
[こんなふうに使ってください]
*医療者――心理教育のツールとして。地域で暮らすイメージをつくり、退院支援のきっかけに。
*教育者――精神看護学実習の教材として。
*当事者・家族――幻聴妄想をどう話すか、どう聞くか、どう解決するかの参考に。
*作業所――ユニークで、注目を浴びる商品開発の参考に。
出版社のページはこちら。
そう。何がすごいって市原悦子氏による読み札音声CDが付録なのですよ!
あの「まんが日本昔ばなしボイス」で
「コンビニに入るとみんな友達だった」
「にわとりになった弟と親父」
「のうの中にきかいがうめこまれ しっちゃかめっちゃかだ」
とか聞こえてくるわけですよ。
これは本気で欲しい!
まあ相変わらず神経症圏の人たちと関わる機会の方が多いので、自分の仕事に活かすことができるかどうかは微妙なんですが、なんか手元に持っておきたい…という感じです。
興味のある方は是非ともポチっとどぞー。
そういや、精神障害者共同作業所「ハーモニー」のブログもあるらしいっす。
こちらもよかったらどぞー。