臨床心理学

【注意点など】ネットで「臨床心理士」を名乗り不特定多数に向けて発言するということについて

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当ブログのタイトルの下にある説明のところにはこう書かれています。

総合病院精神科勤務の(自称臨床心理学者な)臨床心理士が仕事や研究その他について語ってみる

確かに「臨床心理士が」と書いてあります。
リアルの私を知っている方は私が臨床心理士の資格を持っていることはご存じだと思います。少なくともこれはウソではないです。
今までにも関連することは何度か述べていますが、改めてネットで「臨床心理士」資格を持っていることを明示した上で発言することの意味と皆様(特に心理臨床および心理学・精神医学の専門家以外の方々)にご理解いただきたいことを述べたいと思います。


まず臨床心理士であることを最初に明言している理由ですが、それは簡単です。「私が発言している背景がわかりやすくなる」というのがその理由です…というか単にそれだけのことです。
これも何度も書いていますが、私は臨床心理士の資格なんて大したものではないと思っていますし、それを誇る気持ちなど全くありません。さらに、それを持っているから偉いとか能力が高いなどということは全くないとも思っています。
この辺は心理臨床家デスマのつぶやき06/01/02のエントリ、「頑張れ、臨床心理士!」でデスマさんが述べられている

臨床心理士資格をもっていれば必ず実力があるというわけではないし、 ないからどう、というものでもないですよね。
ただ、今年度の試験までは、心理系大卒+心理臨床経験5年で受験資格がありましたし、 以前は、それよりも緩い条件の現認制度もあったわけです。 そこそこの実力をおもちの方が、わざわざ取らない理由ってのも、あんまりないとは思うんですが。

というのに賛成です。
で、ここからが重要です。以下、賢明な多くの読者の皆様には既に言外にご理解いただけている内容だと思いますが、確認の意味も込めて書かせていただきます。
・私はあくまでも臨床心理士資格を持つ個人としてこのブログを管理しているのであって、私の意見が臨床心理士全体の考え方であるということは全くありません。
・私一人の発言を読んで「臨床心理士はみんなこういう考えを持っているんだ」と思ってしまうのは過度の一般化であり、論理的ではありません。臨床心理士の資格を持っている人は数多く、本当に色んな人がいます。一般に「こういう人」というのはありません。
・私はしばしば能力のない同業者、詐欺紛いの行為を行っている同業者(とも言えないような自称「カウンセラー」など)には「死んだ方がいい」などと言うことがありますが、それはあくまでもそうした方々に向けた発言です。臨床場面で患者さんに対してそのようなことを言ったことは一度もありませんし、これからも絶対にありません。あくまでもこれはブログでの発言であり、臨床場面でのこととは切り離して考えていただきたいと思います。
・もし“特定個人を”“根拠なく”「死んだ方がいい」「いなくなった方がいい」「この仕事をやめてしまえ」と言っている箇所がありましたらご指摘ください。そうした点があった場合には修正・削除させていただきます。
・もし以上の私の発言を読んだ後でも「臨床心理士はみんなこんな人(=ロテ職人)のように思えてしまう」「このブログを読んでいると面接場面でも『死んだ方がいい』などと言われてしまうのではないかと思ってしまう」ということであれば、このブログは読まれない方がよろしいかと思います。

多少長いですが、以上の点をご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
ちなみに私の職場での職名は「臨床心理士」だったりします。

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