臨床心理学

シンポジウム情報 『心理療法・物語・文化』@東京大学

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裕さんの裕's Object Relational Worldでも既に触れられていますが、せっかくご連絡いただいたので私のところでもご紹介(ご連絡くださった金剛出版の編集者の方、情報提供ありがとうございました)。
東京大学・臨床心理学コースの下山晴彦先生の研究室主催でシンポジウムが開催されるとのこと。シンポジウムの参加費は2,000円(学生1,000円)と有料ではありますが、中身を見るとタダみたいなもんってくらい充実した内容になっております。私も参加したいです…3月18日空いてるかな…?
もうなんというか目玉だらけのシンポジウムではあるのですが、特に英国 アバティ大学から心理療法に関連するナラティヴ論や質的研究法の世界的なリーダーであるJohn McLeod教授を招聘しての講演が最大の目玉のようです。

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当日は金剛出版さんと誠信書房さんによる関連書籍の展示・販売もされるとのこと。
詳細は以下。定員になり次第参加申し込みはしめ切りだそうですので、申し込みはお早めに!


シンポジウム『心理療法・物語・文化』
■ 日時:2007年3月18日(日曜日) 午後1:00-5:00
■ 会場:東京大学(本郷)医学部教育研究棟13階鉄門講堂(赤門から2分)
■ 主催:東京大学・臨床心理学コース下山研究室
■ 後援:東京大学教育学研究科・心理教育相談室 質的心理学会  
第1部:講演(通訳付)
1 下山晴彦  (東京大学)
イントロダクション 「心理療法・物語・文化」
2 John McLeod (英国 アバティ大学) 
招待講演 西洋文化における心理療法の発展:ナラティヴの観点から   
3.北山 修  (九州大学)
招待講演 日本文化における物語と心理療法
第2部 シンポジウム(通訳付)
司会 下山晴彦
4.指定討論1 平木典子(跡見学園女子大学) 心理療法の統合の立場から
5.指定討論2 野口裕二(東京学芸大学)   社会構成主義の立場から
6.指定討論3 西平 直 (東京大学)     人間学の立場から
7.全体討論
■ 申込方法  名前/所属/連絡先住所/電話/ファックス番号を記載のうえ、メールにてシンポ係アドレス sympo@p.u-tokyo.ac.jp に申し込み。
■ 参加費:2000円(学生1000円) 定員:200名(定員になり次第締め切り)
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【シンポジウムの主旨】
世界の臨床心理学や心理療法は、エビデンスベイスド・アプローチによって科学的見解、そして認知行動療法の方向に進んでいます。ところが、日本の臨床心理学の世界は、科学的方法、あるいは認知行動療法には流れずに、独自の道を進んでいます。これだけ西欧や米国の最先端の動きに敏感で、直ぐに追従する日本にあって、心理療法の世界だけが世界の潮流とは違う独自な道を歩んでいることは、注目に値します。
そこで、本シンポジウムでは、心理療法に関連するナラティヴ論や質的研究法の世界的なリーダーであるJohn McLeod教授(英国)と日本における物語論の第一人者である北山修教授(九州大学)をお招きして、文化比較の観点を含めて心理療法と物語りの関連性を探求することを目的としました。
【シンポジウムの構成】
第1部では、まずMcLeod教授に西洋文化における心理療法の発展をナラティヴ論の観点からお話いただきます。McLeod教授西洋文化においては、近代以前の伝統社会では人びとは物語を語り合い、助け合って生きていたが、近代社会になり、自我、個人主義、そして科学的思考が強まりにしたがって、専門家に自己の物語りを語る心理療法が生まれ、さらに科学的思考によって機能的な認知行動療法などが評価されるに至っ
ていると論じています。
しかし、日本では、近代社会になっても、心のレヴェルでは、自我や個人主義は育っておらず、ましてや科学的思考などは受け容れず、むしろ伝統的な物語を生きている面があるのではないかとも考えられます。日本文化は、源氏物語に代表されるように昔から物語親和性が強く、それが、日本人が心の問題を考えるあり方に影響を与えていることが考えられます。そこで、北山修教授には、日本人にとっての物語の意味、そして心理療法にとって(自己の)物語を語ることの意味について、お話をいただくことにしました。
第2部では、心理療法の発展を統合の観点から論じている平木典子先生、臨床活動についてナラティヴ論から積極的に発言されている野口裕二先生、人間学の観点から物語りの意義について論じておられる西平直先生に指定討論をお願いし、その後にMcLeod教授と北山教授にも加わっていただき、全体討論を行います。
【John McLeod教授の紹介】
英国スコットランドのDandeeにあるAbertay大学のカウンセリング学の教授。今回邦訳出版される「Narrative and Psychotherapy」(邦題:物語りとしての心理療法―ナラティヴ・セラピーの魅力― 誠信書房 近刊)と「Qualitative Research in Counselling and Psychotherapy」(邦題:臨床実践のための質的研究法入門 金剛出
版 近刊)のほか、ナラティヴ、カウンセリングの技法、質的研究法などに関する著書や論文は多数にのぼる。特に最近は、ポストモダンの時代におけるカウンセリングや心理療法のあり方について、歴史や文化に関する深い造詣に基づき、積極的に発言している。また、実践家であるとともに質的研究法に深い関心をもち、臨床的な観点から質的研究法を実践している研究者でもある。
John McLeod教授の業績等については、http://www.sagepub.com/authorDetails.nav?contribId=522673 あるいは、personal homepage: www.counsellingresearch.co.uk をご覧ください。
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なかなか面白そうです。スケジュールの調整してみますかね。
こんな感じで、良い情報がありましたらメールなどにて是非ともご連絡くださいませ。私は「有益である」と判断した情報は当ブログにて掲載させていただきます(こんなブログで良ければ…ですが)。

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